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 27日午前5時50分ごろ、福岡県久留米市通外町の市道で、市内の自営業男性(49)の軽乗用車が道路の陥没でできた穴に落ちた。車の前半分が穴にたまった水に沈んだが、男性にけがはなかった。

 久留米署によると、穴は長さ3メートル、幅2メートル、深さ70センチほど。転落の約40分前、通行人から「道路に茶色い水がある」という110番通報で駆けつけた署員が車を誘導し徐行させていたが、男性の車が通りかかった際に穴が広がり、車が落ちたという。署は地下の上水道管の漏水が原因とみている。

 男性は牛乳配達中だったといい、「誘導に従って徐行したら突然前輪部分が沈んだ。すぐに外に出たが、その後も車は沈んでいった」と話している。

 市上水道整備課によると、付近7世帯の上水道を止めて水道管を露出させ、補修する作業を進めている。現場は西鉄久留米駅に近い住宅街。