メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

女子中学生けが 過度な柔軟トレーニング

 大阪府柏原市の市立中学の男性教諭(39)が今月上旬、女子バレー部で過度な柔軟トレーニングを行い、2年の生徒(13)の太ももに全治3週間のけがをさせていたことが26日、分かった。教諭は今年6月、部員に体罰をしたとして懲戒処分を受けたばかり。市教委は取材に「けがをさせてしまった事実は重く受け止めている」と話し、事実関係を調査している。教諭は市教委の聞き取りに対し「体を柔らかくしようとしたが、けがをさせてしまい反省している」と話しているという。

     市教委と生徒の父親(50)によると、教諭は2012年4月から女子バレー部の顧問をしている。今月4日、股関節の柔軟性を高めるトレーニングの際、床に座った状態の生徒の背中に、自分の体重を掛けて強く押した。生徒は病院で全治3週間の「左大腿(だいたい)二頭筋挫傷」と診断された。

     教諭は昨年11~12月に複数の部員の顔をたたくなどの体罰をしたとして、今年6月に減給1カ月の懲戒処分を受けている。今回負傷した生徒はこの時もほうきでたたかれた。教諭は問題が発覚した昨年12月、父親に「深く反省し、今後このような指導は行わないことを約束いたします」との内容の念書を書いていた。父親は「二度としないと泣きながら謝っていたのに、また同じようなことをして許せない」と憤っている。【遠藤浩二】

    関連記事

    毎日新聞のアカウント

    話題の記事

    アクセスランキング

    毎時01分更新

    1. 大阪・部活顧問 女子中学生けが 過度な柔軟トレーニング
    2. 福岡大付属高 セクハラの教諭を解雇
    3. 佐川急便 荷物たたきつけ動画がネットに 従業員「猛省」
    4. サッカーキング 相手マスコットへの処分要求…試合後の行為にアラダイス監督が激怒
    5. YOSHIKI SMAP再結成に期待 「僕らも解散したけど復活した」

    編集部のオススメ記事

    のマークについて

    毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです

    [PR]