人気漫画『乙嫁語り』の舞台としても注目を集める中央アジアのトルクメニスタン周辺の民族衣装などを展示している企画展「シルクロードのよそおい トルクメンの装身具」において、トークイベント「トルクメンの装身具の魅力」が開催される。

イベントには、『乙嫁語り』主人公・アミルのコスプレで話題を呼んだコスプレイヤー・祭さんも登壇。
会場は神奈川県・箱根のポーラ美術館。日程は2017年1月7日（土）で、人数は先着120名だ。事前に申し込みを行う必要があり、参加にあたっては当日の入館券が必要となるが、トークイベント自体の料金は無料となっている。

漫画『乙嫁語り』の舞台になったシルクロード

19世紀後半の中央アジアを舞台に、シルクロードの生活と結婚をめぐるドラマを描いた森薫さんの漫画『乙嫁語り』。

緻密な調査に基づいて、描かれていく民族衣装の描写をはじめ、壮大な世界観は多くの読者を魅了し、2014年には「日本マンガ大賞」を受賞するなど、高い支持を得ている。

#C91 1日目東ケ-45a「NAVRO`Z」
乙嫁語りコスプレ写真集を頒布予定です。
総手刺繍の衣装の細部、ウズベキスタンやモンゴルでのロケ、中央アジアの手仕事、作中に出てくるあの料理――
A4横80ページ前後 おまけ冊子つきhttps://t.co/eqzUnIhS07 pic.twitter.com/9iafiC4pot

— 祭❖1日目東ケ-45a (@maturiiiiin) 2016年10月29日

そして、今回のトークイベントに登壇する祭さんは、モンゴルの大草原で撮影した『乙嫁語り』主人公・アミルのコスプレで大きな注目を集めたコスプレイヤー。

物語の世界観を再現するために6年を費やして衣装を製作。国内外から材料を調達して自ら糸の染色を行い、手刺繍を施すほどの本格派だ。

トークイベントでは、ポーラ文化研究所の村田孝子さんとともに、トルクメンの装身具と民族衣装の紹介を交えながら、その魅力について語りあう。

企画展「シルクロードのよそおい トルクメンの装身具」では、中央アジアに位置するトルクメニスタン周辺の人々が身に付けていた装身具や民族衣装が約500点展示されている。

欧米諸国や近隣の台湾、韓国などに比べると、まだまだ馴染みが薄い中央アジア一帯。同企画展や、トークイベントで感じる装身具や民族衣装の美しさを通して、その魅力を発見できるのではないだろうか。

関連リンク

• シルクロードのよそおい―トルクメンの装身具を中心に | ポーラ美術館
• 箱根のポーラ美術館で「トルクメニスタンの装身具」トークイベント＆民族音楽コンサート開催 | Peatix