記念貨幣の1万円銀貨で偽造見つかる 注意を

記念貨幣の1万円銀貨で偽造見つかる 注意を
昭和天皇の在位60年を記念して昭和61年に発行された1万円銀貨の偽造貨幣がことし5月以降およそ250枚見つかり、財務省は不審な銀貨を見つけた場合、警察などに届け出るよう呼びかけています。
偽造されたのは昭和天皇の在位60年を記念して、昭和61年に1000万枚発行された純銀製の1万円銀貨です。
財務省によりますと、ことし5月からこれまでに金融機関に両替などのために持ち込まれたものからおよそ250枚が見つかっています。

偽造貨幣は本物と同じ純銀製ですが、本物よりやや大きく、裏面にある「日本国」や「壱万円」などの文字が太く、周りに刻まれたギザギザの数が少ないといった特徴があります。

この記念銀貨の偽造貨幣は3年前の平成25年に初めて見つかり、それ以降、ことしの分も含めて500枚ほど見つかっており、財務省によりますと、いずれも特徴は同じだということです。

財務省では、不審な銀貨を見つけたら、直ちに近くの警察または日本銀行に知らせるよう呼びかけています。