リリースまでの工夫で打ち取れるようになる!
Baseball diaryさんの記事を参考に!
〇Baseball diaryさんの記事から。
私は野球ブロガーということで、他の野球ブログもけっこう目を通しています。
こちらのBaseball diaryさんの記事もなかなかおもしろくて毎回見させていただいております。
正統派の記事が多いのですが、最近だと「アンダーシャツ特集」の記事がおもしろかったです。
普通に役立つ記事なのですが、ラストに出てくる衝撃の5万円のアンダーシャツ…。
これですね…笑。
しかもレディースと書いてあるのに対象はメンズという謎の商品…。
どこかの勇者さんに買ってもらいたいものです。
まあ異常に高いアンダーシャツの話は置いておいて、Baseball diaryさんの記事で注目したいのがこちらです。
こちらの記事はリリースまでの投手の動きについて丁寧にまとめた良記事なのでぜひご覧いただきたいです。
出所を見えにくくするためにだとか、改善した方が良い場合だとか、正統派なことがまとめられています。
〇リリースまでにできる工夫はまだまだある!
私は投手だったので、もちろんリリースまでの動作もいろいろと工夫をしていました。
Baseball diaryさんのおっしゃるような正統派な工夫ももちろんしましたが、打たれにくくする工夫として、他にも様々な工夫をしていました。
以下に思いつくままに列挙してみたいと思います。
①足を上げるスピードを変える。
②腕の回転円の大きさを変える。
③リリースの角度を変える。
④接地してからリリースするまでの時間を変える。
⑤セットポジションやワインドアップから投球動作に入るまでの時間を変える。
⑥腕を振り切る力を変える。
このような工夫をしていました。
これらの工夫は正統派の工夫ではありません。
一番に手をつけるところではないのですが、投手と打者の時間が合う、シンクロすればするほど打たれやすくなります。
それを如何に少しでもずらすかという工夫はレベルが上がるにつれて必要になってきます。
基本がしっかりとできていて、こういった小技も必要となってきたときにこういったリリースまでの動作を覚えることも手かなと思います。
ただし、特に④や⑥ですが、フォームを崩す要因にもなりかねませんので注意が必要です。
私は基本的にはいきなりこういったテクニックを指導はしません。
しかし、以前お話ししたのですが、明らかに野手としてレギュラーを取ることが難しい選手に対して、「投手をやってみないか?投げ方がキレイだし、工夫次第で打たれない投手になれるぞ!」と声をかけることがあります。
正直、3番手野手よりも3番手投手、4番手投手のほうが試合に出るチャンスがありますし、練習試合ででもある程度のイニングを放ってくれる選手が増えるとチームとしても助かります。
そしてその選手のモチベーションも上がるならばWinWinだと私は思っています。
そういう経緯でコンバートした選手は当然エースの子と違ってストレートでバンバン押すような力はありませんから、先にお話しした工夫を紹介し、取り組ませてみます。
中にはその流れからエースに成り上がった選手もいます。
彼はMAX110Kmでしたが、とにかく打たれない工夫をしていました。
その記事はこちらです。
〇ではどういう練習をしたらそういった工夫ができるようになるか?
ブルペンで練習することももちろん必要なのですが、どういう効果があるのかを見極めるにはバッター相手に投げるしかありません。
フリーバッティングやハーフバッティングでどんな工夫をすると打たれにくいのか、とにかく経験を積んでいくべきです。
また、それがある程度できたら、練習試合でも試すことが必要になってきます。
こういった工夫を完成させるには実践練習が一番ということですね。
高校野球でも投手をやるような、エース級の子には小手先で勝負するようになって欲しくないのでこういうテクニックは教えません(それはやらないほうがいいと思っています)が、そうではない子はこういうテクニックを使ってでも抑えられるようになったことがきっかけで練習により力が入ったり、野球が好きになったりすることが多いです。
そういった指導者の引き出しを増やすという意味でこんな工夫もいかがでしょうか?
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