慶尚北道で最も危険な野生動物は?

 慶尚北道では、野生動物による人命被害補償保険を施行した結果、今年7月から11月末までに171人(1億837万ウォン=約1060万円)が適用を受けたことを25日、明らかにした。慶尚北道は今年初め、全国で初めて条例を改正し、すべての道民(大邱広域市を除く)に対する補償根拠を整えた。保険料は全額道費(1億3310万ウォン=約1300万円)で負担する。補償額は1人当たり治療費100万ウォン(約9万7000円)以内、死亡見舞金は500万ウォン(約49万円)だ。治療中に死亡した場合は最高600万ウォン(約59万円)まで受け取ることができる。

 今年は同期間内に死亡見舞金が11人に、治療費が160人に支給された。最も危険な「野生動物」はスズメバチで、9人がスズメバチに刺されて死亡した。あとの2人のうち1人はダニに刺されて、もう1人はノロジカに体当たりされて死亡した。治療を受けた住民で最も多かったのはハチに刺された79人で、次に多かったのが蛇にかまれた78人だった。慶尚北道関係者は「補償保険制についてほかの自治体からの問い合わせが多く、住民の反応も良いいため、今後もさらに拡大して施行していく方針だ」と語った。

安東=クォン・グァンスン記者
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