インドが弾道ミサイルの発射実験 中国をけん制か
インドは26日、アジアのほぼ全域を射程に収める弾道ミサイルの発射実験を行い、南アジアで影響力を強める中国をけん制する狙いもあるものと見られます。
インド国防省は、26日午前、東部のベンガル湾にある島で開発を進めている国産の弾道ミサイル「アグニ5」の発射実験を行ったと発表しました。インド洋に向けて発射したミサイルが、どこに着弾したのかなど詳しいことは明らかにしていませんが、国防省は「実験は成功した」としています。
アグニ5は射程が5000キロに及び、アジアのほぼ全域とロシアやヨーロッパの一部にも到達すると見られており、国防省は核弾頭の搭載も可能だとしています。アグニ5の発射実験は2012年以降これで4回目で、今後さらに数回の実験を行ったうえで、実戦配備するものと見られています。
インドはことし、フランス製の最新型の戦闘機の購入を決めるなど軍備の増強を図っています。その背景には、中国がインド洋のシーレーン=海上交通路の要衝に位置するスリランカに潜水艦を寄港させたり、パキスタンで港湾の管理権を獲得したりするなど、南アジアでも影響力を強めていることがあると指摘されています。インドとしては、中国の全土が射程に入る弾道ミサイルの開発を進めることで、中国をけん制する狙いもあるものと見られます。
アグニ5は射程が5000キロに及び、アジアのほぼ全域とロシアやヨーロッパの一部にも到達すると見られており、国防省は核弾頭の搭載も可能だとしています。アグニ5の発射実験は2012年以降これで4回目で、今後さらに数回の実験を行ったうえで、実戦配備するものと見られています。
インドはことし、フランス製の最新型の戦闘機の購入を決めるなど軍備の増強を図っています。その背景には、中国がインド洋のシーレーン=海上交通路の要衝に位置するスリランカに潜水艦を寄港させたり、パキスタンで港湾の管理権を獲得したりするなど、南アジアでも影響力を強めていることがあると指摘されています。インドとしては、中国の全土が射程に入る弾道ミサイルの開発を進めることで、中国をけん制する狙いもあるものと見られます。