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ゼルダの伝説。スカイウォードソード 作者:てへ
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スカイロフト

ゼルダの伝説。スカイウォードソード。良いですよね。なのでオリキャラでやってみました。
もしこれが駄目な人はお戻りください。
・・・これはあなた方人間が語り継がれた話しの可能性の一部・・・

突如、大地に現れた邪悪な存在。魔物。
彼等は大地に暮らす人々から微笑むを奪い続けました。
その邪悪なる存在は、森を焼き。泉を枯らし。人を殺め続けました。
邪悪な存在の目的は、あの御方が…女神様が守りし万能の力。
全ての願いを、全ての欲望を叶えし神々の遺産。太古の祖より受け継がれし究極の力。
女神様は、その万能の力を邪悪な者達から守るため、生き残った人間を乗せ、大地を天に浮かばせたのです。

魔物の手が届かない場所…雲海の向こう、高き空の果てに。

そして女神様と亜の者達は命を賭して闘い。邪悪な者達を封印し、大地は再び静寂な日々を取り戻したのです。

・・・これがあなた方人間が語り継がれた話しの可能性の一部である話しです・・・


空に浮かぶ大地。スカイロフト。

大きな鳥。ロフトバードと共に生活している人々はとても穏やかに過ごしている。

その島を象徴する女神像の下に、ハーブと呼ばれる楽器を弾いている一人の少女がロフトバードに手紙を預けてた。


とある青年の部屋

ーカリン。目覚めの時ですー

『ん~。はっ!ここは!』

『ガァアァァァァァアァァァァァァ!』

黒く禍禍しい化け物が青年の目の前に立ちはだかっている。

『…え?何?俺と殺りあいたいのかな?参ったな~』

『グガァァァァアァァァァァ!!!』

『はぁあぁぁ。セイヤッ!』

青年の鉄拳が化け物の突進に立ち向かう。そこで夢から覚めた。

「はっ!…夢か。ん?お前は」
クワッ

窓から一匹のロフトバードが顔をだし、手紙を青年の顔に突き飛ばす。
勿論かなり痛い。

「痛い!…相変わらずあいつのロフトバードは、俺に懐かないな。…何々」

・・・
どうせ、カリンの事だから私の約束も忘れて寝ていると思います。…当たった?
早く支度して来てください!カリンの不思議な能力があれば行けるでしょ!

ゼルダより

・・・

「…約束…。アァァアァァァ!忘れてた!…ま、ゆっくり行こっかな」

金髪の髪の毛。青い瞳。…彼の名は、カリン。
生まれつき奇妙な事しか起こらない青年。
例えば、絶滅したと思われていた赤いロフトバードがカリンの元に来たり。
奇妙な能力。自然を操れる能力により空を飛ぶときは、ロフトバードの隣で飛んでいたり。
赤いロフトバードと仲良く喋れるし。

島の人々は。あぁ。あいつか、と。受け流している。

「不思議な能力って。まぁ。謎の多い不思議な能力って事には変わりないんだけど。…まぁ。行くか」

カリンは、部屋を出て下に学校の先輩に会って話し、雑用をやっているセバスンの手伝いをしてから外に向かった。

「はぁ。今日の儀式。面倒だがやるしかないよなぁ。バドも張り切ってるし」
「おーい。カリン。こっちだ」

上から声がするのでそっちを向くとホーネル先生がいた。だから無視。

「カリーン。10ルピー上げるから、こっちに来てくれないか」
「はっはっはっ!何を言ってるんだ先生!俺は貴方の後ろにいます!」

10ルピー。最高じゃないか!

「いや~。相変わらず現金な奴だな。で?鳥乗りの義で優勝は、出来そうなのか?」
「当たり前ですね。俺の能力があれ 『能力を使ったら後で財布から50ルピー引いとくよ?』 すいません。ちゃんと相棒とやります。はい」

先生ぇ。俺の財布事情を把握してやがる!

「ま、そんなことよりカリン。あの屋根に乗っている猫を

「あ、やっべ。ゼルダに呼ばれてるんだった。先生じゃあね」
「ちょ!まだ先生の話が終わってな…コラー!」

太陽による光の屈折で姿を消せる!…これで風呂覗いた時、ゼルダに見つかって風呂無しの説教一時間だったな。クッソ!

空を飛びながら女神像につく。
その中心には、ハーブを弾いてる少女。ゼルダがいた。

「ゼルダ~。おはよう」
「カリン!もう!遅いじゃない!…私のロフトバードがちゃんと起こしに行ったのか心配になっちゃった」
「いや、手紙を顔面に叩きつけられたんですけど!」

幼馴染みのゼルダはいっつも俺を前にしていると喜んびと怒りの差が激しい。今日は怒りの日か。

「で?約束忘れてない?優勝を狙うのよ!」
「いや、何で狙うんだよ」

「…バドに私の手作りのショールをあげたくない」
「おい。裏が出てるぞ。そんなんでいいのかおい」

バド。いいやつだったよ。

「でさ!見て見て!この楽器!昔、女神様が同じ楽器を使っていたみたいなの!ハーブって言うのよ!」
「ハイハイ、ハーブハーブ。で?何故呼んだの」
「もう!私の晴れ姿をカリンに一番早く見てもらいたいからよ!」

…うん。それで起こされたのか俺。悲しいな。…ま、ゼルダの赤面を見てチャラだけど。

「で?カリンは、ロフトバードとちゃんと飛んでるのよね。勿論隣で飛ぶ以外でね」
「ぬかしおる!ゴフッ!…OKゼルダ。鳩尾一発は、きつい」

冗談を言っただけなのに。

「ゼルダ。そこら辺にしてやりなさい。カリンがダウンしてるぞ」
「あ…お父様」

俺らの学校の校長でゼルダの父親。名前…なんだっけ?

「カリン。さすがに今日は寝坊は、しないのだな」
「ゼルダのロフトバードに手紙を顔面に叩きつけられながら起きましたよ」
「…相変わらずの仲だな。まぁ。昔からお主らを見ているから何となくは分かっておったぞ」

…え?昔あなたいたっけ?記憶に全然無いんだけど。

「カリン!そんなことよりロフトバードに乗る練習よ!ほら来て!」
「おわっとっと。おい。引っ張るなって」

そしてついたのが飛び降りの橋。ロフトバードに乗る時は、ここから乗るぞ。

「ほら。早くいって」
「……待ってゼルダ。相棒の気配が感じられない」
「何、厨二臭いこといってんの。ほらドン!」
「うわぁぁぁあぁぁぁ!」

ピィーー!…ロフトバードを呼ぶ特別なならし方。だけどあいつが来ない。

「え!カリン!今すぐロフトバード呼んで!」
「無理だ!…クッ!無重力!効果!風!上昇気流!」

何とか自然を操ってゼルダの元に戻る。自然の力を解くと体が少しだけダルくなる。

「ごめんなさい。私、本当とは、知らずに」
「あぁ。大丈夫だ」

正直、俺じゃなきゃ助かってなかったな。

「カリン。ロフトバードを探しましょう!鳥乗りの義がもうすぐで始まっちゃう!」
「そうだな。ちょっと広場に行くか」

広場。

広場のすみに、赤い変な頭の男が肩を叩かれながら話していた。

「バドさん。意外とてこずっちゃいましたね」
「まぁな。さすがに野郎はタフな体で有名な幻の紅属だからな」

お~い。その話し、俺がいないところでやってくんねぇか?馬鹿なのか?いつもか。

「けどよ~。いくらあいつでもあそこからは、逃げだせねぇぞ」
「あれ?バドさん。あの紅のロフトバードって何処に隠したんでしたっけ?」
「何言ってやがる。滝裏のあの俺たちが集まってる…って誰だよおい!」

バド達三人が振り向く時。一瞬自分達の死が見えた。決して後で声を真似してたカリンにじゃなくて。思いっきり睨み付けて手の骨を鳴らすゼルダに恐怖した。バド意外だけど。

「なるほど。つまり貴方達が隠したって訳ね」
「ゼ!ゼルダ!…隠した?何処に証拠があ
「カリン。行きましょ。早くロフトバードを出さないと」

その時。カリンは、確かに聞いた。バトの未来への希望が打ち砕かれた音が。

「ちっくしょ~。カリン!今日は絶対に負けないからな!」
「望むところだぜ!」

滝裏の洞窟

剣の道場に顔をだした後、事情を説明したら、剣を貸してくれた。いや、剣、必要だよ?(大嘘)

「カリン。どうして剣を持って来たの?必要無いじゃない。風でスパパッとやっつけちゃうんでしょ?」
「ゼルダ。お約束ってやつだぜ」

ゼルダの上にハテナマークが見えるのは、俺だけでしょうか。

「そういえば、この先。バド達の遊び場って聞いたわね。言ってみましょう」

洞窟を抜け、少し歩いた時。少しだけ、異変を察知できた。

「……?……誰?…誰が呼んでるの?」
「…ゼルダ。大丈夫か?」

ゼルダの方がより強く反応できたらしい。…体質的なものかな?

「え、えぇ。大丈夫よ。行きましょ」

先に行くと、赤い色のロフトバードが閉じ込められている。俺のロフトバードだ。

【ご主人!助けてくださぁぁい!】
「相棒!クッソ!今出してやるぞ!」

「…相変わらず。仲良いわね。何喋っているのか分からないけど」

木の柵を即効で斬り相棒を助ける。

【ご主人!ありがとうございます!もうあれですね!結婚してください!】
「はっはっはっ!よせやい相棒!結婚できねぇだろ」

「うわぁ。さすがに私でも引くわよ?カリン」

何だろう。ゼルダが哀れみの眼で俺を見てくる。見るな。

「まぁ。そろそろ時間だから急ぎましょう」
「そうだな」

相棒を空に飛ばせて後を追おうとすると、さっきより少しだけ強く音が聞こえる。

「ねぇ。カリン。今の呼び声…聞こえた?」
「ゼルダ…。気のせいじゃないって事かな?」
「やっぱり、聞こえるわよね。…カリン。この雲の下ってどうなってんのかな」

雲の下。俺にとっては、ある意味興味のない場所。…自然を操れるから雲も切り開けると思ったのだが、不思議な力で跳ね返された。

「皆、虚無の世界だって言うけれど。私はね。地上があると思ってるわ。このスカイロフトより大きな大地があるって…思ってるわ」
「ん?それって俺にしてみれば。最強じゃね?自然操れるし」
「…フフ。そうね。…じゃ。行きましょ。皆、待ってるわ」

そして、そこから。カリンの伝説となる冒険が始まるのだった。

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