lifeさんの漫画だらけな日常

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現役高校生が書く漫画紹介ブログ。

面白過ぎて震えるおすすめの漫画!厳選10選【2016ver.】

漫画まとめ記事

はい、こんにちは。lifeです。

さてさて、皆さん。いよいよ今年2016年も終わろうかとしています。

 

そこで!今回は今年私のブログの中で紹介した漫画の中で本当におすすめできる漫画を10作品まで厳選し、おすすめしていこうかと思います!

 

ブログを始めてからまだ4ヶ月ほどしか経っていないのですが、かなりの量の漫画を紹介してきましたので、今回の10作品は本当におすすめの作品です。

 

今年紹介した漫画から選びましたので、その漫画自体は古い作品もあります。また、完結済み、未完結などは気にせず選ばせて頂きました。

 

それでは、前置きが長くなりすぎてもあれですので早速紹介していきます。

マルドゥック・スクランブル/冲方丁・大今良時

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儚き魂が疾走する銃活劇(ガンアクション)の金字塔!! 身寄りのない少女バロットは、救いの手を差し伸べたはずの男シェルに突然殺されかける! 瀕死の状態から目覚めると、その身には金属繊維の人工皮膚と、あらゆる電子機器を操る力が与えられていた……。「なんで私なの?」ネズミ型万能兵器・ウフコックの力を借りて、答えを探し求めるバロットの闘いが、今、始まる――!!(Amazonより引用)

 

まずは原作/冲方丁、漫画/大今良時の『マルドゥック・スクランブル』です。

もともとは小説でそこから漫画化、アニメ化された作品です。ちなみに漫画担当の大今良時といえば今年話題となった『聲の形』が代表作です。

 

この作品を一言で表すとSF漫画の最高傑作です。本当に面白すぎるので魅力をまとめていきます。

 

とにかくストーリーが素晴らしすぎる

ほんと、これなんですよ。話のスピード感、構成、展開のどれを取っても最高としか言いようがないです。全7巻完結なんですけどまとまりが良すぎます。

 

少年漫画でSFをやってしまうと巻数が延び、グダってしまいがちなのですがこの作品はキチッと7巻で完結させられていて本当に読了後の気持ちが最高でした。

 

展開に関しても読者に違和感を抱かせることなくスムーズに、かつメリハリがつけられていて本当に読みやすかったです。

 

特に後半のカジノ編はドキドキの展開で個人的には1番好きなシナリオでした。

読了後の余韻もあり、ストーリーとしてはこれ以上ないのではないかと言えるほど完成されていました。

 

感情表現の描写が素晴らしすぎる

次にこれですね。先ほどストーリーが素晴らしすぎると言ったのですが絵も全然負けていないです。この作品が大今先生のデビュー作のようなのですが、デビュー作とは思えないほどの画力です。

 

主人公が精神的におかしくなってしまう場面があるのですが、その描写なんかは本当に狂気が感じられ読んでいて鳥肌が立ちました。

 

そして、キャラのかき分けについてもとても上手でバトルアクションの場面で見失うことがなくストーリーに集中できました。

 

バトルアクションのシーンも迫力のある絵ですごく臨場感がありました。

人物、背景ともに上手く、まさに天才が舞い降りてきたという感じですね。

 

本当に絵、ストーリーともに素晴らしい作品で、私も5回以上読み返している作品ですので本当におすすめです。

ダークな雰囲気のSF漫画が読みたいなら必ずおすすめする作品です。

 

ホーリーランド/森恒二

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学校にも家庭にも身の置き所がなく、自分の存在が確認できない高校生・神代ユウ。ボクシングのワン・ツーを覚えた彼は“ヤンキー狩り”をするハメになり、夜の街の戦いに巻き込まれていくが…!?(Amazonより引用)

 

次は森恒二の『ホーリーランド』です。

おそらく大半の人はこの表紙の絵で避けてしまうと思います。ですが内容は本当に素晴らしいので是非読んで欲しいです。

ジャンルも格闘漫画なので嫌いな人はいるかもしれませんが、格闘もあり人間ドラマもありの心に染みる作品ですので本当におすすめです。

 

それでは、『ホーリーランド』の魅力をまとめていきます。

 

テーマが現代社会に通ずるものがある

まずはこれですね。おすすめしたい理由の中で1番ウエイト高いのがこれかもしれません。

『ホーリーランド』では自分の居場所を求める、自分の存在理由が作品を通した大きなテーマとなっています。

 

これは現代社会でもスマホの普及で人との繋がりが広く薄くになってしまったことにより起こっているかと思います。

そして、いじめなどの理由もこれに通ずるものがあるなと。

 

少し話が逸れましたが、とにかく作者である森恒二先生の現代社会に対する訴えのようなものが詰まった作品のように感じました。

 

そして、作品ではそんな問題にぶち当たり悩む青年が自分と葛藤しつつ成長していく姿が心理描写豊かに描かれています。

全18巻を通してその答えのようなものも描かれているので特に学生なんかには読んでもらいたい作品です。

 

大人も青臭い青春時代がこの作品で思い出せるかと思います。難しいテーマながらも誰にでも読みやすいように漫画という形で伝えられた森恒二先生は本当にすごいなと思いました。

 

格闘技要素も結構しっかりしている

次がこれ。やはり1番は熱い人間ドラマがこの漫画の醍醐味なのですが、格闘漫画としての部分ももちろん面白いです。

 

作者自身、格闘技経験があるようでその経験や取材などをもとにして格闘描写が練られているようです。私も格闘技は見るのが好きでよく見るんですけど、そういう場では知れないような重心移動なんかについても真面目に描かれているので格闘技好きとしては本当に面白いかと思います。

 

また、○○拳などの必殺技みたいなものは出てこないので他の漫画と比べるとかなりリアルかと思います。そういう意味でも個人的にはすごく好感を持てた作品です。

 

ラストには賛否両論がありますが、個人的には余韻を持たせる意味で良かったかなと思います。本当に熱い人間ドラマが繰り広げられる格闘漫画ですので是非読んでみて下さい。

 

ウツボラ/中村明日美子

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中村明日美子初のサイコ・サスペンス、戦慄の第1巻!謎の死を遂げた美少女「藤乃朱」。入れ替わるように、「朱」の双子の妹と名乗る少女「桜」が、作家・溝呂木の前に現れるも、彼女の正体は一切不明。二人の点をつなぐ作家・溝呂木は、盗作に手を染め深い闇に追い詰められていく。そして事件の謎を追う編集者と刑事たち。彼らの間を蠢く謎は深まるばかり――。顔のない死体とひとつの小説をめぐる、謎の物語。(Amazonより引用)

 

次は中村明日美子の『ウツボラ』です。

ジャンルはサイコサスペンス・ミステリーのような感じです。2巻完結なんですけど、本当に完成度が高い作品です。個人的にはこれまで読んできたミステリー漫画の中で1、2を争う面白さでした。それでは、そんな『ウツボラ』の魅力は一体何なのかをまとめていきますね。

 

人によって物語の解釈が違う

1番言いたいのはこれです。ネットでもかなり考察記事が上がっているんですけど、解釈も人それぞれで全然違います。正直、内容がかなり難しいため100%この作品を理解するのは厳しいかと思います。そのため人それぞれの解釈があっても良いのかと。

 

内容は文句無しに難しいので1度では多分理解出来ないです。2度読んで少し理解でき、3度読みようやく70%ほど理解できるかと思います。

そしてその後に考察記事を読みに行くことでようやくこの作品を最大限に味わえるかと思います。本当に奥が深い作品であり味わい深い作品でもあるので、深い作品が好きな方にはおすすめです。

 

これほどまでに作り込まれたミステリーは久しぶりに読んだなという印象の作品でしたので比較的年齢層は高めかなと感じた作品でした。

難しい内容を苦としなければ本当に面白い作品かと思います。

 

独特な世界観にどんどん引き込まれる

次の魅力がこれです。どういうことか説明するため少し作品から引用させて頂きます。

 

世界には二つのものしかないと思っていた

「こっち」と「あっち」だ

そして自分は常に「こっち」に立っているのだとずっとそう思っていた

しかし「こっち」がなければ「あっち」もない

「あっち」がなければ「こっち」もない

二つの存在がお互い無くしてはありえないことに気づいた時

私は世界のさかいめがわからなくなった

(ウツボラ1巻より引用)

 

すごく哲学的な言葉のように感じられますね。

こういう言葉を作中に織りまぜることにより読者の注意を引き、また文学的な完成度を高めているのかなと感じました。そして、この言葉は最初は分からずとも最後まで読めば意味はわかるかと思います。

 

セリフ、コマ割りなども本当に無駄が無く全てにおいて無駄のない作品だったと思います。

本当に極上のミステリー作品ですので難解なものに挑戦してみたい方は是非手に取ってみて下さい。

 

嘘喰い/迫稔雄

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遊ぶ金欲しさに闇金に手を出し、取立てに追われる青年・梶くんの前に現れた謎の男・斑目貘。自らギャンブラーと名乗り、借金返済を手伝うと豪語する貘は、闇カジノへと乗り込むが…!?(Amazonより引用)

 

次は迫稔雄の『嘘喰い』です。

ジャンルは心理戦・頭脳戦のギャンブル漫画なのですが、そういうジャンルの中では他の作品とは一線を画しています。これを読んだら他の心理戦・頭脳戦漫画がショボく見えてしまいます。そのくらいハイレベルな戦いが繰り広げられます。

 

それでは、そんな『嘘喰い』の魅力が何なのかをまとめていきます。

 

心理戦・頭脳戦がハイレベルすぎる

これ何度も言うんですけど、本当にハイレベルなんです。正直言って40巻越してからの展開は難しいので読み返し必須になります。作中でも解説役が分かりやすく解説してくれているのですが、それでも頭が追いつかないレベルです。

 

ゲームについてもかなり凝っていて、酸素を掛けたポーカーなんかや、記憶を掛けた迷路なんかもあります。良くこんなもの思いつくなといつも感心しています。

なので、本当に心理戦・頭脳戦に関してはこの漫画が1番かなと思います。

 

バトルシーンもアツすぎる

次がこれ。実は『嘘喰い』では格闘シーンもあります。理由としてはギャンブルで勝ってもそれを守りきるだけの暴力がなければ本当の勝利ではないからですね。警察の特殊部隊などの国家暴力などとの対立もありバトルシーンもかなり熱いものとなっています。

 

他の心理戦・頭脳戦漫画と違って良いところがここでもありますね。他の漫画で圧倒的に足りないのはリアルさなんですよ。あまりにもメルヘンすぎて国家の介入が見られないです。その点で、『嘘喰い』は本当にリアル。外交上の問題や警察内部の腐敗などについても描かれていて現実感があり面白いです。

 

これぞシリアスなギャンブル漫画と言えるので是非読んだことのない方は読んでみて下さい。

ただ、1〜4巻くらいはバトルロワイアルのような展開でただただグロいように感じるので本当に面白いのは5巻くらいからです。なので読むときは5巻くらいまではまとめて読んでみて下さい。

 

ダンジョン飯/九井諒子

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待ってろドラゴン、ステーキにしてやる!

九井諒子、初の長編連載。待望の単行本化!
ダンジョンの奥深くでドラゴンに襲われ、
金と食料を失ってしまった冒険者・ライオス一行。
再びダンジョンに挑もうにも、このまま行けば、途中で飢え死にしてしまう……。
そこでライオスは決意する「そうだ、モンスターを食べよう! 」
スライム、バジリスク、ミミック、そしてドラゴン!!
襲い来る凶暴なモンスターを食べながら、
ダンジョンの踏破を目指せ! 冒険者よ!! (Amazonより引用)

 

次は九井諒子の『ダンジョン飯』です。

Amazonのレビュー数380越えというありえない数値を叩き出しているこの作品。全国の漫画好きが声を大にしておすすめしている作品なのですが、やはり面白いです。

 

とにかく設定から既に面白いのですが、内容もほんとに面白いです。グルメ漫画の新境地といった感じです。ではでは、そんな『ダンジョン飯』の魅力が一体何なのかをまとめていきたいと思います。

 

とにかく設定が素晴らしい

まずはこれ。何度も言いますが設定はほんとに満点です。ダンジョン内のモンスターを倒して調理して食べるのですが、しっかりとRPGっぽさを残しつつ、ファンタジー感もあります。

 

展開的には王道のファンタジー漫画のようで、そこに”飯”を付け足しているようです。

1巻を買って読んでみたのですが、すぐさま最初から読み返し、そして気づいたら最新巻まで買っていた作品です。

 

グルメ漫画は魅せ方に限界があるので、設定はかなり大事になってくると思うのですがその点でこの作品は他の作品より優っていると思います。

 

展開が丁寧でとても読みやすい

次がこれ。設定はかなり奇想天外なのですが、それに反して展開はとても丁寧です。

しっかりと読者が理解しやすいように丁寧に物語が進んでいき、モンスター討伐から調理にかけてもおざなりにせず、コマ割りを上手に使い分かりやすく展開されていくのでほんとに読みやすいかと思います。

 

特に調理の場面なんかは結構真面目で現実的です。栄養表示なんかもあり色々な楽しみ方が出来る作品です。

そして、出てくる料理も不思議と全部美味しそうなのでグルメ漫画としてもしっかり成立しているという奇妙なバランスで成り立っています。

 

ほんとに2016年にヒットした漫画の1つですので未読の方は是非読んでみて下さい。

グルメ漫画のおすすめは?と聞かれたらまず間違いなく挙げる作品です。

 

ARMS/皆川亮二

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高槻涼は進級したばかりの高校二年生。始業式のその日に現れた転校生・新宮隼人は奇妙な左腕を振りかざし、突然涼に襲いかかった。さらに、対峙する二人の前に、謎の男・爪(クロウ)が現れる。爪が涼の幼なじみ・カツミを傷つけようとしたまさにその時、涼の右腕が…!?その腕が掴むものは…神の未来か、悪魔の過去か…!!(Amazonより引用)

 

次は皆川亮二の『ARMS』です。

結構古い漫画なんですけど、これほど熱い漫画は無い!ってくらい激アツです。

異能力バトル系の漫画ですけど、的確に男子の厨二心を掴み取ってくる作品です。

古い漫画でありながらも現代の人も楽しめる稀有な作品の1つです。

 

本当に素晴らしい作品で、私の大好きな作品です。では『ARMS』の魅力は一体何なのかをまとめていきたいと思います。

 

アツい、とにかくアツすぎる

ほんとにアツすぎるんです。先ほども言いましたが、これ以上無いんじゃないかってくらいアツいです。バトルももちろんアツいんですけど、セリフや言い回しがとにかくかっこいいんです。

 

有名な名言だとこれ。

「力が欲しいか!?力が欲しいのなら......くれてやる!!」

 

すごく有名な名言ですけど、これ男ならみんな「うおおおお」ってなりますよね、言葉だけじゃならないかもしれないけど、あのシーンを読んだら多分みんななります。

 

ほんとに展開もアツすぎるし、何もかもがアツいんです。中学生、高校生はもちろん大人の方も楽しめる作品かと思います。

とにかくアツい作品が読みたい方は是非。

 

設定・展開・構成が完璧

次がこれです。ほんとに設定は誰が見ても「これは面白いだろ!」となるような設定で、展開もアツすぎますし、構成も全5章構成ですごくまとまっています。

 

全22巻なのでダレてしまうかと思うんですけど、全くダレ感は無いです。むしろ最初から最後までスピード感が半端なかったです。

王道とも言える設定、展開かと思いきや壮大すぎる世界観に圧倒されると思います。

 

途中はここまで話を広げてほんとに大丈夫かなと思っていたんですけど、さすが皆川先生です。しっかりと最終章で回収していきました。

ほんとに設定・展開・構成のどれを取っても完成度の高すぎる作品です。

 

少年漫画のようなアツさと青年漫画のようなシリアスさ、そして壮大な世界観を兼ね備えた作品ですので是非未読の方は読んでみて下さい。

個人的には単行本よりワイド版の方が見栄え的におすすめです。

 

3月のライオン/羽海野チカ

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15歳にしてプロ棋士になった少年「桐山零」

一見順風満帆に思える彼の人生にはある影があった。そしてその影に光を当てるかのような存在である川本3姉妹、徐々に広がる人との繋がり。その1つ1つの人の温かさが零を変えていくのであった。これは1人の何も持たない青年が何かを得るための物語。

 

次は羽海野チカの『3月のライオン』です。

内容紹介についてはAmazonに載っていなかったので自分で考えたものです。

この作品なんですけど、過去記事で書いた通り人生で初めて私が100点をつけた作品です。

ほんとに心に染みるヒューマンドラマで、老若男女問わず読める作品ですので多くの方に読んでもらいたい作品です。

 

では、そんな『3月のライオン』の何が魅力なのかをまとめていこうと思います。

 

心に響く物語

まずはこれですね。全体を通して人間ドラマ色が強いので本当に心に響きます。

そのため、かなり胸が苦しくなるような悲しいシーンもあるんですけど、しっかりとその後に登場人物達は前を向いて歩き出しますので非常に温かい物語となっています。

 

ほんとに羽海野チカ先生は感情表現が上手いんですけど『3月のライオン』ではそれが本当に発揮されたなと感じました。

コマ割りや言い回しが独特でありすぐに漫画に引き込まれると思います。

 

時々挟んでくる詩のような美しい表現も魅力の1つであり、それと絵が相まって読者の涙腺を襲ってきます。

 

泣ける漫画が読みたい人には本当におすすめできる作品です。

 

人の温かさを感じられる作品

次がこれです。ほんとに人の温かさを痛感させられる素晴らしい作品です。

胸が苦しくなるようなシーンの中にも仲間同士の支え合いや人の優しさが溢れており、羽海野チカ先生の優しいタッチでそれがさらにひきたっています。

 

また、コミカルな場面とシリアスな場面の切り替えがとても上手く、絵や言い回しについても細かく使い分けられています。

全国の漫画好きが揃っておすすめするほど素晴らしい作品ですので面白さは保証されているかと思います。

 

将棋が題材となっていますが、専門知識はほとんど出て来ませんので知らない方も楽しめるかと思います。人の温かさに触れたい人は是非一度読んでみて下さい。

 

今回紹介する10作品の中では最も人を選ばない作品かと思います。是非家族や友達などと一緒に読んでみて下さい。人の温かさを改めて実感できるかと思います。

 

ZETMAN/桂正和

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手の甲に円状のコブを持つ不思議な少年ジン。続発する怪事件を背景に、謎の老人がジンのことを探し始めた…。ある日、ジンの前に突然、異形の殺人鬼が出現。それまでの平穏な日常は激変する。人知を超えた殺人鬼の力を前にジンは!? 壮大な物語が、今始まる…!!(Amazonより引用)

 

次は桂正和の『ZETMAN』です。

かなりのスローペース連載、そして第二部が未だに始まらないため、かなり酷評を受けている作品ですが、私はすごく好きでした。

正直、神漫画と言っていいほど面白かったです。スローペースの連載によるイライラも単行本で一気読みすれば問題無いと思いますのでこの作品は一気読みすることをおすすめします。

 

それでは私が神漫画と言う『ZETMAN』の魅力が一体何なのかをまとめていきたいと思います。

 

絵がほんとに上手過ぎる

まずはこれですね。絵に関しては桂先生は漫画界でもトップクラスだと思います。特に女の子の絵なんかはほんとに上手いです。

SFでは絵が重要となりますが、ほんとに見事な絵でストーリーが進められていてすぐに世界観にのめりこめました。

 

ヒーローものの絵としてはこれ以上ないだろうと思うほど圧巻の出来栄えでした。

桂先生ということで『ZETMAN』の中にも少しえっちい描写は出てくるのですが、控えめに言って最高でした。ほんとに女の子のお尻を描かせたら漫画界1だと思います。

 

とにかく絵に関しては文句のつけようがないほど素晴らしいです。

 

濃厚なストーリーと壮大な世界観

次がこれ。絵ももちろんすごいんですけどストーリーもかなりのものです。

作品全体を通したテーマは「正義とは何か」なのですが、ヒーローものとしての1つの完成形がこの作品かなと思いました。

ほんとに深いテーマであくまで正義は相対的なものだなと感じました。

 

そして、壮大過ぎる世界観です。

本当に伏線もよく練られていて展開もとても面白かったです。

構成もすごく良かったので、問題は第二部が全然始まらないことですね。

第一部だと終わり方は確かに疑問が残るので、ラストはイマイチかもしれませんが、それまでの流れはほんとに良かったと思います。

 

壮大なヒーローもの、ダークSFを読みたい方は是非手に取ってみて下さい。

 

刻刻/堀尾省太

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佑河樹里(ゆかわ・じゅり)は失業中の28歳。家では父・貴文(たかふみ)と兄・翼(つばさ)、じいさん三代のダメ男がヒマを持て余している。ある日、甥・真(まこと)が翼とともに誘拐される。身の代金を渡す期限に間に合わなくなった時、じいさんは佑河家に代々伝わるという「止界術」を使い、世界を“止めた”。 だがあり得ないことに、救出に向かった先で樹里たちは自分たち以外の“動く”人間に襲撃される。そしてパニックの中、異形の存在「管理人」が現れ…(Amazonより引用)

 

次は堀尾省太の『刻刻』です。

2011年のマンガ大賞にノミネートされた作品なんですけど、設定がリアルすぎたためかビギナーの層が避けてしまい、いまいち有名にはならなかった作品ですね。

 

個人的には本当に面白かった漫画なんですけど、普段少年漫画ばかり読む方にはおすすめ出来ない作品です。

ただ、漫画好きで未読の方がいましたら是非読んで欲しい作品です。

では、そんな『刻刻』の魅力が一体何なのかをまとめていきたいと思います。

 

息を呑むほどシリアスな世界観

まずはこれですね。ほんとにリアルでシリアスです。まず設定としてもかなり細かく決められた家族設定から始まり、時が止まった世界の設定もかなり細かいです。

 

なので、少年漫画のような激アツ展開では無く淡々と物語が進んでいく感じです。そのためビギナー層には受けづらいと思うのですが、シリアスな漫画が好きな人はほんとに楽しめると思います。

 

絵のタッチも細かく緻密なので、異形の絵とかすごいリアルです。一度読み出したら止まらなく、すぐに独特な世界観に息を呑むと思います。

 

構成が良く、とてもまとまっている

次がこれですね。全8巻完結なのですがほんとに綺麗にまとまっていて、終わり方も素晴らしかったです。

 

徐々に止界の真実が明らかになっていき、最後はしっかりと余韻を持たせて終わるという完璧な展開でした。全8巻ですが、かなり濃い内容となっていますので読了後はしっかりと余韻に浸れると思います。

 

あの水木しげる先生も最高得点をつけている漫画のようなので面白さは保証されているも同然です。控えめに言っても完成度が高すぎる漫画ですのでシリアスな漫画が好きな方は是非手に取ってみて下さい。

 

ウルトラヘヴン/小池桂一

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近未来――世界は多様なドラッグの出現によって、様々な精神世界を体験できるようになっていた……。イメージの天才・小池桂一が、衝撃的な筆致で縦横無尽に描く、トリップシーン! まるでジェットコースターのように流れる幻想の洪水を、ぜひ体験してください。(Amazonより引用)

 

最後は小池桂一の『ウルトラヘヴン』です。

1番好きな漫画を1作品だけ教えてくれと言われたら間違いなくこれ!という作品です。

本当に大好きな漫画です。私の漫画に対する常識をぶち壊してくれた作品でもあります。

 

何度も紹介しているので魅力については被るところがあると思うのですが、もう一度まとめようかと思います。

 

幻覚の描写が素晴らしすぎる

まずはこれですね。いや、これに関しては他の漫画家では不可能な域だと思います。小池先生にしか出来ない独特な描写です。コマを曲げてみたりなど今までの漫画ではありえないことに挑戦している作品です。

 

Amazonのレビューなどでも歴史上1番すごいと言う方がいるように2次元の壁を超えた漫画だなと感じました。

正直、幻覚の描写が上手過ぎて読者まで酔ってしまうレベルですので健康状態の良い時にお読み下さい。まさに最高のペーパードラッグです。

 

読者を騙すトリックが秀逸

次がこれです。読者の視点が薬物乱用者の視点のため、読者からもどこまでが幻覚でどこからが現実なのかが分からないです。そしてそれを活かしたトリックなどがあったりして、それが本当に秀逸なんです。

 

他にも色々な仕掛けがあり、こういった漫画は他の漫画家には書けないだろうなと思いました。ただ、ウルトラヘヴン自体が4年に一度くらいのペースでの発行なので読者としては気長に待つタイプの作品です。

 

今は3巻まで出ていますが、4巻はいつになるのか分からないです。ただ、今ならKADOKAWAのセールがやっていますので1冊あたり243円で読むことが出来ます。

 

普段なら単行本1冊あたり1000円超えの作品ですので読むなら今しかないかと思います。

1月5日までのセールですので読みたい方はお早めにどうぞ。

 

本当に私の大好きな作品ですので是非手に取ってみて下さい。言葉で言い表せない素晴らしさが詰まった作品ですので、まさに百聞は一見にしかずの作品です。

 

まとめ

はい!今回は今年紹介した漫画の中で本当におすすめ出来る作品を10作品厳選して紹介してみました。こうして書いていて思ったのですが、どれも本当に胸を張っておすすめ出来る作品でした。

 

来年も変わらず幅広いジャンルから多くの作品を紹介していけたらいいなと思いますので、来年もよろしくお願いします。

 

ではでは、ぐっばいです。lifeさんでした。