2016年12月25日、韓国・聯合ニュースによると、国連のステファン・デュジャリック報道官が25日夜、韓国特派員らに出した報道資料で、潘基文(パン・ギムン)国連事務総長が朴淵次(パク・ヨンチャ)元泰光実業会長から23万ドル(約2700万円)を受け取ったとする韓国メディア・時事ジャーナルの報道に対して、「完全に根拠のない虚偽」とし、時事ジャーナルへ謝罪と記事取り消しを要求した。
デュジャリック報道官は「潘基文国連事務総長に関する時事ジャーナルの報道は完全に根拠のない虚偽」とし、「時事ジャーナル編集長に公文書を送り、謝罪と記事取り消しを要求する」と明らかにした。時事ジャーナルは朴淵次元会長に近い知人をはじめ複数の匿名関係者の証言として、「潘基文事務総長が朴淵次元会長から2005年と07年の2度にわたって合計23万ドルを受け取った」と報道した。
この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。
「虚偽が事実であれば名誉毀損(きそん)で訴えればいい。なぜ謝罪で終らそうとしているのだ」
「自身に一点の曇りもないのであれば、正々堂々と時事ジャーナルを告発しろ」
「まずは事実関係の調査だな」
「次期大統領になりたければ、一点の疑惑もあってはならない」
「真偽を明らかにしなければならない。もしも実際に受け取っていたなら、潘基文は政界から去れ」
「時事ジャーナルは徹底的に戦ってほしい。報道に対し責任を負う姿勢を見せろ」
「謝罪する気があったら、記事にするはずないだろう」
「潘基文は次期大統領選序盤でもう脱落したな」
「ご自身の名誉のためにも静かに政界から引退する方が良い」
「潘基文にもとうとう懸念されていた事が起きてしまった」
「『完全に根拠のない虚偽』という内容の方が虚偽に思える」(翻訳・編集/三田)