先日、クリスマスの仏前断髪式を挙式しました。
クリスマスの仏前断髪式とは
クリスマスシーズンのお寺で懺悔の断髪を行う、結婚式のようなたった一人のための儀式です。
僕が企画者で、断髪する人を探していたのですが
いろいろあって僕自身が出毛者(しゅっけ)になって断髪することになりました。
出毛者入場
刈人(かりうど)代表である副住職に後ろを引っ張っていてもらいました。
衣装にはこだわっています。
着席後、出毛者・刈人代表がそれぞれ挨拶を行いました。
懺悔の言葉
正しい作法で筆を抜き
その場で懺悔の言葉を書いていきます。
今回、僕がした懺悔は「ゲームのやりすぎ」です。
初めは襟足のみの断髪を宣言しましたが、切った髪の量=覚悟の量です。
このことについて司会者に追及されました。
また、切られた髪の毛はにおいを抽出して香水にするのですが、その作業をお願いしていパフューマーの方からは「髪の毛が多いほど匂いを抽出しやすい」というメッセージが届けられていました。
それを聞いた時の僕の顔です。
結局、覚悟を決めて15mmの坊主にすることにしました。
毛・入刀
断髪する髪の量が決まったので早速
毛・入刀に移りました。
副住職がバリカンを準備していきます。
そしていよいよ、ベールがはがされ
入刀です。
並行して届いた祝電を司会者が代読していると、「前田にはもっと反省すべきことがある」と知人が登場。
こちらのイベントに参加した彼です。
さらに反省が必要だということで、15mmからさらに短く10mmにされていきます。
このように、祝電には「おめでとう」だけでなく「もっとほかに反省すべきことがある」というメッセージも届くのです。
届いた「前田が反省すべきこと」のうち幾つかは記事にしているので貼っておきます。
クリスマスの仏前断髪式は今年だけでなくそれまでの人生についても反省する式なのです。
今のお気持ち
髪を切られ終えたらまず、毛を瓶に詰めていきます。
こういった形で切られた髪の毛と対峙するのは今日が初めてです。
断髪を終えた感想を話していきます。
これまで生きていて伸び続けてきた髪の毛をすっきり切り落とし、新しい毛を迎え入れるこの儀式についての発見と、いろいろな方から応援のメッセージをいただいたので、その期待を裏切るようなことはしないと宣言しました。
そういえば式の後ですがなぜかフロリダに住んでいる知らない外国人から動画が届いて
「Just do it!!! Shave your head!!!」
と言われました。
懺悔のキス
懺悔のキスとは懺悔をたたえて、頭皮にキスすることです。
刈人代表が出毛者に対して行います。
しかし、僕はこの段取りを隣の副住職に伝え忘れていました。
それでも副住職は意外とすんなり立ち上がり、
ちゅっ
このキスが僕のクリスマスです。
ブー毛トス
最後には楽しくブー毛トスです。
あらかじめ用意しておいた毛束に切った髪を混ぜてトスします。
受け取った人は剛毛になると言われています。
切った毛を毛束に込めて
トス!!
見事にキャッチしたのは彼でした。
今年、あなたが懺悔したいことは何ですか?
みなさんも年末に一年を振り返って反省してみてはいかがでしょうか。
#懺悔祭り でツイートすると12/31 大阪・三津寺で開催される「みつてら冬の大懺悔祭り」にて副住職がツイートを読み上げ供養します。