官民ファンド出資のベンチャー企業が経営破綻
官民ファンドの産業革新機構が6年前出資した半導体の設計を手がけるベンチャー企業が経営破綻し、機構は出資金が回収できずに、損失が出る可能性が高いと発表しました。
産業革新機構によりますと、経営破綻したのは記憶用の半導体、フラッシュメモリーの設計を手がける兵庫県尼崎市のベンチャー企業、「GENUSION」です。
このベンチャー企業は大手メーカー出身の技術者らが平成14年に設立し、産業革新機構は将来性を見込んで、平成22年5月に26億円を上限とする投資を決定し、これまでに20億円余りを出資してきました。
しかし、この企業は資金繰りなどを理由に経営破綻し、今月12日、神戸地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けたということです。機構では20億円余りの出資金は今後、回収できずに損失が出る可能性が高いとしています。
産業革新機構は「今回は残念な結果だが、今後も十分な検討を行ったうえで成長性のある企業への支援を行っていく」とコメントしています。
このベンチャー企業は大手メーカー出身の技術者らが平成14年に設立し、産業革新機構は将来性を見込んで、平成22年5月に26億円を上限とする投資を決定し、これまでに20億円余りを出資してきました。
しかし、この企業は資金繰りなどを理由に経営破綻し、今月12日、神戸地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けたということです。機構では20億円余りの出資金は今後、回収できずに損失が出る可能性が高いとしています。
産業革新機構は「今回は残念な結果だが、今後も十分な検討を行ったうえで成長性のある企業への支援を行っていく」とコメントしています。