イエス・キリスト誕生の地とされるヨルダン川西岸パレスチナ自治区のベツレヘムにある聖カテリナ教会で24日夜から25日未明にかけて行われた恒例のクリスマスミサ=2016年12月25日未明、大治朋子撮影
【ベツレヘム(ヨルダン川西岸パレスチナ自治区)大治朋子】イエス・キリスト誕生の地とされるヨルダン川西岸パレスチナ自治区・ベツレヘムの聖カテリナ教会で24日夜~25日未明、恒例のクリスマスミサが行われた。
ベツレヘムはイスラエルの占領地だが、クリスマス期には世界中から信者や観光客が訪れる。23日、国連安全保障理事会はイスラエルによる占領地でのユダヤ人入植(住宅)地建設の即時停止を求める決議を採択。米国が拒否権を行使せず異例の結果となった。ベツレヘムで土産物店を営むムハンマド・ジダンさん(50)は「待ち焦がれていたクリスマスプレゼントをもらったよう。国際社会にもっと占領の実情を理解してほしい」と話した。