例えば「センター」という英語は「中心」あるいは「中央」という意味で、これに相当する韓国語も当然あることから、「農業技術センター」や「住民自治センター」など、時に行政機関の名称に英語が使われていることに違和感を覚えている。また最近はある地方の郡で福祉サービスを向上させるためとの理由で、政府は邑・面・洞など行政単位ごとに福祉ハブ化計画を進めているが、その計画に従って今後は邑役場の名称が「行政福祉センター」に変更されるという。
このように行政機関の名称を韓国語ではなく外国語で表記するケースが最近目につくが、これは必ず見直すべきだ。民族、言語、国土は国家を形成する最も重要な要素であり、中でも言語は民族の魂を次世代に受け継がせる柱の役割を担っている。そのため行政機関が先頭に立って外来語を使用するのはおかしい。せめて行政機関の名称くらいはハングルで表記してほしいものだ。