2014年9月に海兵隊教育訓練団(浦項)、昨年9月に陸軍第50師団新兵訓練場(大邱)でそれぞれ死傷者3人を出した手りゅう弾爆発事故について、韓国軍当局は1年にわたり調査を行ったが、原因を突き止めることはできなかった。
韓国国防部(省に相当)は、手りゅう弾の品質に異常があったかどうかを確認するため、民間人7人と軍関係者6人からなる調査委員会を立ち上げ、昨年10月から今年9月にかけて、事故のあったものと同じ年(2005年)・同じラインで製造された手りゅう弾全量(5万5155発)を調査した。しかし、国防部が22日に発表した調査結果では、手りゅう弾の品質に欠陥は確認されなかったという。
手りゅう弾の品質に異常はないという結論がひとまず出たことにより、14・15年の手りゅう弾爆発事故は迷宮入りする可能性が高まった。昨年の陸軍50師団の事故では、教官の中士(軍曹に相当)1人が死亡、訓練兵1人と別の中士が負傷した。14年の海兵隊の事故では訓練兵が死亡し、教官の中士など2人が負傷した。国防部では、手りゅう弾の品質に異常は見つからなかったものの、性能は改善することとした。安全ピンを抜いてもすぐには爆発しない信管を取り付けた「熱応力手りゅう弾」を開発して、20年以降配備するという。