韓経:グローバル海運同盟の釜山港離れが加速

韓経:グローバル海運同盟の釜山港離れが加速

2016年12月23日16時14分
[ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版]
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  来年発足するグローバル海運同盟の釜山(プサン)港離れが現実化している。韓進海運の清算に続いて釜山港の物流量がまた減少する見込みだ。

  韓国海洋水産開発院(KMI)は来年発足する海運同盟「オーシャン」「ザ・アライアンス」の航路再編計画を分析した結果、釜山港に寄港する航路が今より3件減ると22日、発表した。KMIは航路再編の結果、釜山港の年間積み替え貨物が最大35万TEU(1TEUは6メートルのコンテナ1本)減少すると予想した。これは来年の釜山港積み替え量の約3.5%で、韓進海運の清算で釜山港に生じる物流量の減少とは別の数値だ。

  従来の4大海運同盟(2M、G6、O3、CKYHE)は来年4月、2M、オーシャン、ザ・アライアンスの3大体制に再編される予定だ。2Mを除いた3つの海運同盟会員会社がオーシャンとザ・アライアンスの2つに再編される。

  KMIはオーシャンとザ・アライアンスの航路再編の結果、釜山港に寄港するアジア-北米航路は現在の15件から13件、アジア-北欧航路は3件から2件に減ると予想した。従来25件だったG6、O3、CKYHEの釜山港寄港航路が22件に減るということだ。釜山寄港を減らし、大連、青島、天津など北中国港湾直寄港を増やしている。

  釜山港を離脱する航路の再誘致の可能性は低いと評価される。従来の海運同盟では2、3年にすぎなかった協約期間がオーシャンの場合は10年に拡張されるなど、長期協約傾向が目立っているからだ。KMIは「釜山港積み替え貨物の誘致および維持が難しくなっている」と説明した。
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