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【露軍機墜落】墜落機、上昇中に機器故障か 著名音楽隊員ら90人以上が搭乗

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【露軍機墜落】
墜落機、上昇中に機器故障か 著名音楽隊員ら90人以上が搭乗

黒海で墜落したとみられるツポレフ154=2015年1月撮影(AP=共同) 黒海で墜落したとみられるツポレフ154=2015年1月撮影(AP=共同)

 【モスクワ=黒川信雄】ロシアメディアによると、露南部ソチ近郊の飛行場からシリアに向けて飛び立ったロシア軍の航空機ツポレフ154が25日、黒海に墜落した。ロシア国防省によると、ツポレフには乗員のほかロシア軍の音楽隊、ロシア人記者ら90人以上が搭乗していた。

 露国防省によると、飛行機は離陸から2分後に監視レーダーから姿を消した。ソチの沿岸から約1・5キロ、深さ50-70メートルの黒海海中で飛行機の残骸が発見されたという。インタファクス通信によると、すでに複数の遺体が収容された。

 墜落の原因について救助関係者はインタファクスに、航空機の上昇中に機器の故障が発生した可能性が高いとの見方を示した。機長はベテランで人的ミスの可能性は低いと指摘している。事故当時の現地の天候は良好だった。

 露国防省によると、ツポレフの搭乗者のうち65人はロシア軍の著名な音楽隊の隊員だったという。隊員らは、ロシア軍が駐留するシリア北西部ラタキア近郊のヘメイミーム空軍基地で開催される新年祝賀行事に参加する予定だった。同音楽隊メンバーの大半とみられる。ほかにもテレビ局「NTV」の記者ら、メディア関係者9人が搭乗していたという。

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