森重文氏(フィールズ賞数学者)が小学生の算数答案用紙問題に終止符を打つ!?【林先生が驚く初耳学】

出典:http://ameblo.jp/boumu/

今年11月、小学3年生になる姪の算数テストの採点結果に疑問を抱いた投稿者が答案用紙をツイッター上に投稿したところ、ネット上で大論争を巻き起こしました。

それは「3.9+5.1=9.0」は正解?不正解?というもの。

問題の答案用紙では答えである「9.0」の「0」が消されていないため減点とされていることに対し、「減点するのはおかしい」といった声が殺到しました。

「9も9.0も同じなのになぜ不正解なのか」と、「有効数字をどう捉えるべきか」といった大論争にまで発展したのです。

しかし結局のところ疑問は解消されないまま有耶無耶になってしまい、結局何が正しいのか分からないままといった状況でした。

12/25(日)放送の林先生が驚く初耳学では、この算数論争についに終止符を打ちます。

決着を着けるべく林先生が向かったのは、天才数学者・森重文氏のもと。

森先生は数学のノーベル賞と言われる「フィールズ賞」を受賞したもの凄い方なのです。

本記事ではこの論争がどのような決着を見せたのか、詳しくまとめていきたいと思います。

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天才数学者・森重文とは?

出典:http://juku.netj.or.jp/summer2012/index.html

なぜノーベル賞には数学賞が無いのか?

諸説ありますが、それは数学界にはノーベル賞に匹敵する「フィールズ賞」という権威ある賞が存在するからです。

森重文氏は1990年、その業績を称えられて同賞を受賞しています。

研究内容を説明するにはあまりにも難しすぎるので、森先生がどれ程凄いのか、エピソードを交えながら紹介したいと思います。

愛知県名古屋市出身の先生は京都大学理学部に進学しました。

学生時代は指導教授からある数学書を薦められると1~2ヶ月ほどで「読みました」と戻って来てしまい、次の数学書を薦めてはまた同じことを繰り返してと、「数学書を読むのが異常に速い学生」として強烈な印象を与えていたそうです。

また全問正解しても80点しかくれない教授の試験で常に120点を取り続けたという逸話もあります。

その天才的才能は、他の学生に数学の道を諦めさせるほど突出したものでした。

こうして見ると「天才」という称号を与えるに足る、数少ない人物の一人だということがお分かり頂けると思います。

小数点の算数論争の決着は?

番組の中で森先生は仰いました。

なるべく簡潔に答えよといった条件も無いのに、僕の感覚では減点はしない。何がいかんのだ?」と。

森先生が減点しない旨を断言しましたので、これでこの論争は決着を迎えたと言っていいのではないでしょうか。

もしかしたら明日から学校の授業が変わるかもしれませんね。

最後に

今回はネット上で物議を醸した小学生の算数論争について特集しました。

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いつも最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございます!

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コメント

  1. たろぅ より:

    ホランちゃんの「先生がそう教えたんじゃ?」という発言に、「なんで先生が言った通りにしなきゃなんないんですか」的なことを返す林先生。
    でも番組的には、「フィールズ賞をとった森先生がそう言ったから」で決着をつけようとしているようにしか見えなくて、結局は権威主義なのかよ、と。笑。

    • 管理人 より:

      林先生はどうしても物申したかった。
      テレビという絶大な影響力を持つメディアで教育界にメスを入れたかった。
      そこで数学界の権威である森先生の力を借りた、ということはあるでしょうね。

  2. ゾウ より:

    なぜ、ここで採点した教員の話や現場のことを分かる人に聞かずに数学者に聞くのか。教育現場では、子ども達を導くためにたくさんの手立てを日々考えている。根拠もなく減点しているわけではないし、教育者として子どものために何が最善かを常に考えている。先生方は何も考えずにただ形式を教えてるなんて、どうして言われなきゃならないのか。教員への不信感を煽るような言い方にしか聞こえない。もちろん反省する点も多々あるが、もう少しこちらの意見を聞いてもいいのではないか。

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