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養殖カキの盗難対策、新兵器は「カキ型監視装置」 仏

AFP=時事 12/25(日) 18:40配信

【AFP=時事】監視を目的とする電子機器は形も大きさもさまざまだが、現在フランス西岸沖で少しずつ利用が広がっている「フレックス・スパイ(Flex Spy)」ほど見た目が奇抜なものはない──カキを模したこの機器は、養殖カキの盗難対策装置なのだ。

【関連写真】カキに模した盗難対策装置

 プラスチック製のフレックス・スパイには回路基板が搭載されており、怪しい動きを探知すると、養殖カキ業者の携帯電話やコンピューターに通知が届き、盗まれたカキの位置を最大1週間まで追跡できる機能が備えられている。

 フランスのベンチャー企業フレックスセンス(Flex-Sense)の投資で開発されたこの装置は、ベトナムで試作品のテストが行われた後、今年9月に発売された。現在、フランス大西洋(Atlantic)沿岸沖のカキ養殖場に「一見すぐには分からない形で」導入されつつあり、本格的な設置は来年2月の予定だ。

 フランスのカキの年間総生産量は合計10万トンで、このうち数十トンが盗難の被害に遭っている。全国貝類養殖協会の関係者によると、盗難は業界にとって「大きな問題」であり、監視カメラから陸上や海上、上空からの警備まで、さまざまな対策を常に探し求めているという。【翻訳編集】 AFPBB News

最終更新:12/25(日) 19:59

AFP=時事

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