トランプ次期大統領 疑惑報道の慈善団体を解散へ

トランプ次期大統領 疑惑報道の慈善団体を解散へ
アメリカのトランプ次期大統領は、違法献金の疑惑が報じられたみずからの慈善団体について、大統領の職務との利益相反を避けることを理由に、解散する意向を表明しました。
トランプ次期大統領は24日、声明を出し、みずからの慈善団体「トランプ財団」について、具体的な時期は示さずに解散する意向を表明しました。

大統領選挙期間中、アメリカのメディアは「トランプ大学」に関連する集団訴訟をめぐって、トランプ財団が捜査をやめさせようと、フロリダ州の司法長官に違法な献金を行っていたという疑惑を伝えていました。さらに、トランプ財団が無届けで寄付を募ったとして、ニューヨーク州の司法長官から、州内での募金活動の停止命令を受け、今も捜査が行われていると報じています。

トランプ氏は疑惑を否定していますが、財団解散の理由には大統領の職務との利益相反を避けることを挙げています。

トランプ氏は声明で、「財団は子どもたちの支援などのため、たくさんの団体に資金を提供してきたが、今後はほかの方法で慈善事業を続けていく」と述べました。