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【ドラニュース】

大野、侍に滑り込みたい!!

2016年12月25日 紙面から

 中日・大野雄大投手(28)が24日、来年開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表への滑り込みに意欲を示した。すでに19人が先行発表されており、残枠は9。多くの投手が苦しんでいる公式球への対応にも自信をのぞかせ、大外一気から侍ジャパンに駆け込む。

 どんな形でも良い。日の丸のために身を削りたい。いや、削らせてくれ−。「難しい状況だと思う。でも、補欠でも何でも良いので、滑り込めたらという気持ちです」。大野が侍ジャパンへの熱い思いを吐露した。

 ジャパンの骨格はすでに明らかになっている。日本ハム・大谷、中田、巨人・菅野、坂本らいつもの面々に加え、メジャーから青木の参加が決まり、19人のメンバーが公表されている。そこに大野の名前はない。今季の成績を考えれば仕方ないが、それでも残り9枠。メジャー勢の動向も決まっておらず、諦めるにはまだ早い。

 むやみに手を挙げたのではない。大野には売り込みの「材料」がある。先日、11月の強化試合に出場した岡田とナゴヤ球場でキャッチボールした際、WBCの公式球を使った。「まったく問題ないですね」。滑りやすいとされる公式球で、すでに「結果」も残してる。

 仏教大4年の時にオランダで開かれたハーレム国際大会に、京滋大学リーグ選抜の一員として出場。キューバ相手に2失点(自責1)完投勝利を収めるなど、潜在能力の高さをみせつけた。「あのときのボールと一緒だと思います」。多くの投手があつかいに苦労しているが、大野にとっては良いイメージしかない。思いのまま操れるだけに、「我こそは」という思いが強くなる。

 

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