韓国製パン大手が一部商品の生産停止 鳥インフルで卵不足 

【ソウル聯合ニュース】韓国食品大手のSPCグループが経営するベーカリーチェーン「パリバゲット」は23日、高病原性鳥インフルエンザの感染が広がり卵不足が深刻化していることを受け、一部商品の生産を停止すると発表した。カステラ、マフィン、ロールケーキなど卵を多く使用する19商品の生産を当面見合わせる。

 鳥インフルエンザの感染拡大後、製パンメーカーが商品生産の中断を決めるのは初めて。業界1位のパリバゲットの決定は、業界全体に少なからず影響を与えそうだ。

 SPCグループには約20社が卵を卸しているが、その多くが鳥インフルエンザの影響で通常通り納品できずにいるという。同グループ関係者は「卵の需給が正常に戻るまで生産を中断する」と述べた。

 韓国では先月16日に初めて高病原性鳥インフルエンザの感染疑いが報告された。殺処分済み、または処分予定の家禽(かきん)類は約2420万羽と、過去最大の被害が出ている。

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