フランスの大学に留学している黒崎愛海さん(21)が行方不明になったことを受け、筑波大は24日、記者会見し、黒崎さんは社会福祉制度などを学ぶため文部科学省のプログラムで留学したことを明らかにした。玉川信一副学長は「国際交流を推進する中で、こうした事態が起きたことは残念。とにかく無事で帰ってきてほしい」と話した。
筑波大によると、黒崎さんは先進国での貧困問題に関心を持ち、「帰国後は母子家庭への経済支援などに関するソーシャルビジネスを始めたい」と意欲を示していたという。今月5日以降、留学先の授業を欠席。今月13日、留学仲間の筑波大生から「連絡が取れない」と大学に報告があった。【大場あい】