宇野が逆転で初優勝 フィギュア全日本選手権 男子シングル
フィギュアスケートの全日本選手権は男子シングル後半のフリーが行われ、19歳の宇野昌磨選手が逆転で初優勝を果たしました。
全日本選手権は、3月にフィンランドで開幕する世界選手権の代表選考を兼ねて22日から大阪府門真市で行われています。
男子シングルは、24日夜、フリーが行われ、前半のショートプログラムで2位だった宇野選手は、演技前半にジャンプの大技、4回転フリップや4回転トーループの着氷が乱れて減点されました。しかし、演技後半には、ジャンプを連続にするなどして得点を積み上げ、表現力などを評価する演技構成点も出場選手の中でトップとなり、フリーでは1位の192.36を出しました。
宇野選手は、ショートプログラムとの合計で280.41をマークし、逆転で初優勝を果たしました。
22歳の田中刑事選手が冒頭の4回転ジャンプやその後の連続ジャンプを成功させて、前半から順位を1つ上げて合計で249.38で2位に入りました。トップでフリーに臨んだ無良崇人選手は、演技後半にジャンプの失敗が相次ぎ得点を伸ばせず、合計で242.11で3位でした。
この結果、優勝した宇野選手が世界選手権の男子シングルの代表に決まりました。代表枠は3つで残りは25日発表されます。
男子シングルは、24日夜、フリーが行われ、前半のショートプログラムで2位だった宇野選手は、演技前半にジャンプの大技、4回転フリップや4回転トーループの着氷が乱れて減点されました。しかし、演技後半には、ジャンプを連続にするなどして得点を積み上げ、表現力などを評価する演技構成点も出場選手の中でトップとなり、フリーでは1位の192.36を出しました。
宇野選手は、ショートプログラムとの合計で280.41をマークし、逆転で初優勝を果たしました。
22歳の田中刑事選手が冒頭の4回転ジャンプやその後の連続ジャンプを成功させて、前半から順位を1つ上げて合計で249.38で2位に入りました。トップでフリーに臨んだ無良崇人選手は、演技後半にジャンプの失敗が相次ぎ得点を伸ばせず、合計で242.11で3位でした。
この結果、優勝した宇野選手が世界選手権の男子シングルの代表に決まりました。代表枠は3つで残りは25日発表されます。
宇野「練習してきたことを本番で出せた」
男子シングルで初優勝した宇野昌磨選手は「前半はジャンプがすごく乱れたが、後半、ジャンプを連続にできたのは頑張って練習してきた成果です。やっと練習してきたことを本番で出すことができた。全然いい演技ではなかったが、そのことがすごくうれしかった」と、競技を終えたあと流した涙の理由を話しました。
そのうえで、「この大会で自分はメンタルが弱いと気付かされたので、試行錯誤しながら次の試合に向けてまた一から作り直したい」とさらなる飛躍を誓っていました。
そのうえで、「この大会で自分はメンタルが弱いと気付かされたので、試行錯誤しながら次の試合に向けてまた一から作り直したい」とさらなる飛躍を誓っていました。
田中「耐えしのぐ演技だった」
男子シングルで2位に入り、初めて表彰台に上がった田中刑事選手は「ところどころでミスがあって、耐えしのぐ演技だった。全日本選手権でベストな演技をしたいという気持ちが大きかったので、悔しさもある。自分の中で足りないものを補いつつ、今、持っている武器をもっと世界で戦える武器にしていかないといけない」と話していました。
無良「いちばん悔しい大会に」
男子シングルで、ショートプログラムのトップから順位を落として3位となった無良崇人選手は「練習で出ていたミスがすべて重なって出てしまった。自分が練習してきたことを出せずに終わってしまったことが残念だ。ショートプログラムでトップだったという順位の重圧よりも、自分に勝てなかったことが何よりも悔しいし、今まで出場した全日本選手権の中でいちばん悔しい大会になった」と話していました。