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王子様とお姫様でいこう!
カマラとの喧嘩から一週間少し経った頃
マジで土下座して謝ろうかと考えはじめた
「泣いて土下座すればカマラだって許してくれるかも…」
これが大人の男なら100年の恋も冷めるだろうが俺はまだ5才だしカマラなら許してくれるさ、きっと
「アカシャ〜?ルダちゃんが来たわよ〜」
悩んでいるとルダが来た様だ、最近カマラから魔術を教わり自慢してくるからイラッ☆とする
「はよ〜ん☆アカシャ〜」(^O^)
ほら開幕からウザイだろ?
「おはよう、ルダ。なんか用?」イライラ
「カマラお姉ちゃんが呼んでこいって〜」(≧∇≦)
なん…だと…?俺を呼んで何をするんだろう、まさか仲直り?いやみんなの前で俺がやった事を公表されるかもちれん(涙)
「なんて言ってた?カマラ姉ちゃん」
「呼んでこいって言ってた?」
ちげぇよ!それはもう聞いたよ!
「いや呼ぶ理由とかだよ」平静を装いながら笑顔で答える(目は笑ってない)
「シラネ☆」ほじほじ ( ^ω^ )
イラッ☆俺はルダにアイアンクローをくらわせた
「イダイ、イダイ〜」Σ(゜Д゜)
「もういい、行くぞ!」
イダイ、イダイ言ってるルダを置いてカマラの家行く
不安になりながらカマラの家のドアの前に立つ
ドアを叩けない、怖い。
「アカシャ〜どした〜?」(´・_・`)
「いや…別に…」
ドアを叩く様子がないと思ったのかルダは
「邪魔するぜー☆」ψ(`∇´)ψ
バンッとドアを蹴破るルダ、コイツ相変わらずだな…さすがにカマラのおばさんはキレるぞ
大きな音に驚いておばさんが奥から出てくる
「なんだい!なんだい!」
そりゃあそうなるわw
リムさんが特別なだけで一般人ならこういう反応が普通やろうなw
おばさんのゲンコツくらえや!ふはは
「なんだい!あんた達!」
あんた達?え?
「アカシャ…」(^_^;)
あぁ?なんでコイツ、俺見て苦笑いしてんの?
「アカシャかい!ドアを乱暴に開けたのは!」
ファッ!?おいおい!俺なわけないだろ!?
「ち、違います!?これはルダが!!」
俺は慌てて弁明する
「アカシャ…」(´・_・`)
うぜぇぇぇ!コイツ新しい遊びを思いつきやがった!
「アカシャ!女の子に責任転換するのは男がする事じゃないよ!!」
そう言い俺にゲンコツをおとすおばさん
「グギッ!?」
クッソいてぇぇぇぇぇぇぇえ!!
「アカシャ…」(´・_・`)
その顔、やめろ…!!殺すぞっ!?
「これに懲りたら、こんな事するんじゃないよ!わかったかい?」
ここで反論しても意味などない、素直に上辺だけ謝っておこう
「ご、ごめんなさい…」
「ああ、いいよ。素直に謝ってエライねぇ」クソがあああ!
おばさんはゲンコツおとした場所を撫でてくれた。うぅなんで俺がこんなめに(涙)
「それにルダ。カマラならいつもの場所だろう?忘れたのかい?」
「うん。知ってたw」(´・_・`)
おい!マジでその顔やめろ!マジで殺すぞっ!?
軽くルダに殺気を覚えながらいつもの場所とやらに行く
「にしし☆アカシャ痛かった?w」( ^ω^ )
「…」あまりの怒りで何も言えなくなる
「ゴメソ〜、ゴメソ〜w」(=゜ω゜)ノ
ゴメ、ソ?ゴメ、ソ?そ?
ブチッ☆俺の中の何かがブチ切れた
そのままルダの背後に回り腰に両腕を固定させる
「アカシャ!こんな場所で…イヤン♡」/(//∇//)\
何を勘違いしているのか両頬に両手を添えいやいやするルダ
「オオオオオオオオオオッ!!」
俺は吠えながらルダにジャーマンスープレックスをかました
「グゴッ?!」ヽ(。◇゜)ノ
地面に叩きつけられたルダから漏れた悲鳴はルダの様な猿にはお似合いだった
俺はそこからさらに気絶したルダを俺の肩の上に仰向けに乗せ、顎と腿を掴み、俺の首を支点としルダの背中を弓なりに反らせる
俗に言う、アルゼンチン・バックブリーカーである
「ぎにゃああああああああああ!?」
\(@Д@;)/!?
背骨の凄まじい痛みで目覚めたのかルダが豚の様に悲鳴をあげる
最後まで痛みを味あわせた後、ゴミを捨てる様にポイッ!とルダを地面に捨てた
「・・・」(白目) _(´ཀ`」 ∠)_
再び気絶したルダを冷徹な目で見る、その様はまるで最後まで使い切ったボロ雑巾のようだった
「ゴミめ…」ペッ
その姿を見て冷徹に吐き捨てた
ゴミのようにうち捨てられたルダを忘れ愛しいカマラの元に行く
カマラは許してくれるだろうか…
それとも俺を責めるだろうか…
はっとした、そういえば場所知らないんだよな俺…
どうしようか、ゴミ(ルダ)は捨てていってしまったし、とりあえず真っ直ぐ行ってみよ!
30分ぐらいかかって目的地に到着した
多分、普通に迷ったんだと思う。道中に何故かスライムやゴブリンがいた
当然、無双したがさすがに道中にモンスターが出る場所で鍛錬はしないだろう
到着した場所でカマラがいた、待ち疲れたのか木の幹に身体を預け、眠っている
いい事を思いついた、眠っているカマラをキスして起こすのだ。さながら眠り姫をキスして起こす王子様のように
「起きたかい?マドモアゼル」決め台詞は決まった。
スーパーイケメンタイムでカマラは、俺の罪を許し身体を預けてくるだろう
それを想像してふひひと笑う
眠ったお姫様に俺は近づき
「やれやれ困ったお姫様だ…」肩をすくめ、首を振る←王子になりきっているバカ
「今、起こしてあげるよお姫様」ムチュー
カマラのくちびるにキスする前にカマラの瞳が開いた
「わあぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
俺に驚き、カマラが俺の頬にフックをかます
「グボラッ?!」
当然のように俺は吹っ飛んだ
吹き飛んだ先の木に身を預けピクピクする
「アカシャ?!」殴った相手が俺だと気づいたのかカマラが駆け足で俺に近づく
よく考えれば眠った相手にキスして起こすとか非常識すぎた。バカだろ俺…
「大丈夫か?すまない。アカシャだと思わなかった!」
いや当然の反応だった。俺がアホすぎただけで
「お、俺の方こそごめん。驚かせるつもりはなかったのに」ニッコリと笑顔でカマラに謝る
「ふふ…ははは」俺の腫れた頬の所為で笑顔がひどかったのかカマラが笑っている
「酷い顔だ…ふふ…すまない、私がやったことなのに…ふふふ」
久しぶりにカマラの笑顔を見た、なんだか感動する
「カマラ姉ちゃん、ごめん。色々…ごめんなさいでした」
自然と頭を下げ謝罪の言葉が出た。考えずに口に出した所為か言葉が変だけど
「っ!?…私の方こそすまない、アカシャを束縛するつもりはなかったんだ…ただ嫉妬してしまって、矮小な私を許してほしい」
俺の唐突な謝罪にはっとして、泣き笑いのような顔をして謝罪するカマラ
「カマラ姉ちゃんが謝ることないよ、それに矮小でもない」
「アカシャ!」
俺を抱きしめるカマラ、もうカマラを裏切るのはやめようそう思った
「カマラ姉ちゃん、お、俺もうリムさんとエッチなことしないよ!」
カマラがえ?って顔をしている…ん?
「いやいいんだ!アカシャ!私とリムさん二人でアカシャを愛することにしたんだ!も、もちろん、あ、アカシャが良ければだが///」
そう言ってチラッと俺を見る、カマラとリムの二人がどんな風に話したのか想像出来ないけど。それでも!
「もちろん!!!」
嬉しさのあまりカマラを抱きしめた
「アカシャ…」「カマラ姉ちゃん…」
俺達は今度こそ童話のお姫様と王子様のようにキスをした
プロレスってよくわかんないけど技名あってるかな?一応ググったから大丈夫だと思うけど
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