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王道でいこう! 作者:鮭秋刀魚
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カマラ 私の愛しい少年

私はカマラ・グル。
アカシャをこよなく愛する女だ、アカシャを想うだけでご飯3杯はいける
実はこの間、アカシャと初めて喧嘩してしまった…うぅ
私が様子のおかしい、エリオットから聞いた話は衝撃的だった
リムさんとアカシャがお風呂で淫らな行為をしていたと言うのだ(私だってしたい!!)
あの(リム)は欲しいものは必ず手に入れる人だ
この間のゴブリン討伐でアカシャの魔術を見て欲しくなったに違いない

リムさんは完璧だ。ちょっとズボラな所があるけど、男からしたらそれも可愛い所と思うかもしれない
アカシャだって…ゔぅっブワッ(涙)
アカシャとこの間初めてキスをして初めて私の身体を愛してくれたのだ
最後まで出来なかったけど、あの夜は本当に最高だった!
あの夜を想いだしては毎日3回以上自分を慰さめてるくらい快楽が凄まじかった(嗚呼…アカシャ♡アカシャ♡)
あの夜の事を思い出してしまい、身体が熱くなる
こうなると自慰行為しないと何も考えられなくなる(アカシャ罪な子…)

私はアカシャコレションを秘蔵の場所から取り出す
この為だけにこのマジックアイテムを買ったのだ(高かった…涙)
だが買ってよかったと思う、これをアカシャが見たら私を嫌ってしまうだろう(嫌われたと考えるだけで涙が出る)
アカシャコレションが入った金庫(マジックアイテム)に私の魔力を流す
私の魔力じゃないと開かない仕掛けだ
そこからアカシャの使った物達を見る、これを集めるのは大変だった…アカシャが使った箸、ペン、コップ、etc…etc
どれもいいがやはりこの使い古したアカシャの靴下、汗が染み込んだ上着
そして極めつけがこのアカシャの使い古した洗ってない下着だ!

これを手に入れるのは難儀だった…捨ててしまう所を(それを捨ててしまうなんてとんでもない!)私が頼みこんで手に入れたのだ
”カマラが魔術に使うと言ってクラに嘘を吐いた”
し、下着は…な、何故かアカシャの家に遊びに行った時
お風呂の脱衣所で『何故か』落ちていたのだ!
”カマラはアカシャが服を脱ぐのを覗いてた”
私はその三種の神器を使い自慰行為に耽る
匂いを嗅ぐだけで逝きそうになる(アヘ顔)
アカシャ〜♡アカシャ♡アカシャっ〜〜!?♡脚をピンっと伸ばしビクン、ビクンする
「最高だったよ…アカシャ♡」
自慰で汚れたシーツと下着、右手を忘れただアカシャを想う
この時間は最高だ!!(賢者タイム)



1時間程浸り、汚れたシーツや下着を変える”あとで自身で洗う”
右手はカピカピになってしまっている
「手を洗おうっと」
部屋を出て手を洗う、すると母さんが声をかけてきた
「カマラ、起きたのかい?」
「母さん、おはよう」
「おはよう。それより聞いたかい?アカシャが風邪をひいてしまったらしいよ?」
「っ!?母さんそれは本当!?」
そんなアカシャが風邪をひいてしまうなんて!私は顔から血の気がさーっとひいた
「か、カマラ落ち着いて?!ほ、本当だよ」
「ああ、そんな…見舞いに行かねば!!いや!まず薬を!」オロオロ
混乱している私を母さんがなだめる
「お、落ち着くんだ!辛いのはアカシャなんだよ?お前が落ち着かないでどうするんだい!」
バシッと私の背中を叩く母さん(うぅ…凄く痛い)

しかしそのおかげで冷静になれた
「ありがとう。母さん」
背中をさすりながら言う
「アカシャに果物持って行ってやんな!」
「うん!!」
母さんから果物の入った袋を受け取り家を出た
しかしアカシャの家の近くに来て思い出した
「うぅ…そういえば喧嘩していたんだった…」
顔も見たくないなんて嘘、言わなければよかった…
思えばただの嫉妬だった、私とではなくリムさんと淫らな行為をしたアカシャに、よく考えればあの(リム)に誘われればたとえ断っても強引にでもあの人は行為に及ぶだろう、そういう人だ

考えているとリムさんがアカシャの家に入って行こうとする
おそらくクラさんが呼んだのだろう
「クソッ!先を越された!」
そう悪態づき、茂みに隠れた
するとリムさんが私のいる方向を見ていやらしい笑みを浮かべた
ば、バレてる…なんて人だ…っていかん、いかん。あの人がアカシャと二人っきりになればどんな淫らな行為にアカシャが晒されるか想像するのは難しくない

と思うが足が動かない。だってアカシャが喜んでそれを受け入れてたらと思うと身がすくむ
「私はどうすればいいんだっ!」
頭をかかえている間に時間が経ったのかリムさんが家から出てくる
「カマラ!いるんだろう?」ニヤニヤ
リムさんが私のいる方向を見ていやらしい笑みを浮かべている
それにイラついた私は茂みから出てリムさんと対峙した

「どうした?イラついているなぁ?」ニヤニヤ
「貴方が!貴方がそれを言うんですか!」
本当にイラつく、こういう人だと知っているのに
「フフン、アカシャと喧嘩をしたらしいな?アカシャが言っていたよ」
私が怒っている事を心底、面白がっている
落ち着け、この人は他人をからかうのが心底好きな人だ
「そ、それがリムさんと何が関係があるんですか…」
「関係?お前は私とアカシャの疑似S◯Xに対してアカシャを責めたのだろう?」
「疑似せっ…!?」
この人はもっとそういう言葉をオブラートに包むべきだ

「リムさんもあまりアカシャをからかわないでください!アカシャはまだ5才ですよ!?」
「お前がそれを言うのか?」ニヤニヤ
「っ///?!」
ビクッとする。この人知っているのか?私とアカシャが…そういう行為をした事を
「なんだ?図星か。5才にしては手慣れていたからなぁ」
「うっ…騙したんですか!」
簡単なひっかけに引っかかってしまった
「騙す?お前が勝手に自爆したんだろう?確かに最初はアカシャをからかってやろうとしたし、戯れに愛してやろうとも思った。しかし弱冠5才であの魔力量に加え魔術の応用力、あの子は間違いなくお前を超える天才だよ」
「それに男だ」とニヤニヤしながら呟く

「アカシャは物じゃない!貴方の好奇心や探究心(魔術の)でアカシャを弄ばないでください!」
戯れに愛す?ふざけるな!
「まあ、聴けよ。最初はそう思ったしお前とアカシャが付き合い結婚しようがそれでもよかった、アカシャの子種さえ貰えればな?いくら男でも子供だからな、快楽に関しては弱いと思ったんだ。だが今は違う、あの子が私に与えた快楽は想像よりはるか上だったよ」
妖艶な笑みを浮かべるリムさん
「今はお前の方に気持ちが傾いているがいずれ身も心も私のものになるだろう、ちょうどお前はアカシャを突き放してくれたしな?」ニヤニヤ
リムさんの言葉に何も言えず奥歯を噛む

「アカシャを責めなければお前が村を出てもお前を想い続けていただろうなぁ?だがお前は突き放した。今は悩んでるがお前が村を出たら私がじっくりと忘れさせてやろう」
リムさんが私にいやらしく絡みつき、耳元で「毎日、ココを使ってなぁ?」クスクスと囁き、私の恥部を弄る
その瞬間、私の沸点が振りきった
バッとリムから離れ右腕に魔力を込める

「貴方はっ!!」
目を潤ませリムに魔力を込めた右腕を向ける
「やめとけ、お前には私は撃てない。それにアカシャがどう思うかな?」
「卑怯なっ!私は…私は…」
その場で地面に崩れる、魔力を込めた右腕から魔力が逃げていくのが分かる。負けた…戦わずに…たとえ戦っても私が殺されるだろう
この人は私よりはるかに強い、殺気を向けられただけで終わる
「くっ…ぅ」瞳から涙が絶え間なく出る
私は泣いた。悔しいアカシャへの想いは誰にも負けないのに…
なんでよりにもよってこの人なんだ?この人を撃つなんて出来るわけない、この人は私の先生でそして理解者だった

すると子供の様に泣いている、私に近づきリムさんは私を抱きしめた。唖然とした私にリムさんは
「だったら意地をはるのはよせ。私と一緒にアカシャを愛そう、それはとても気持ちのいい事だと思わんか?私が教えてやろう、私はお前の先生だからな」優しい笑顔で私を見るリムさん
一部変な事を言っている気がするが私はそれを受け入れた
だって私はリムさんを尊敬してるし、人としても大好きだ。アカシャを愛している。
そんな二人と一緒にいられるなら、それはとても心地の良い事だと心底思った

それから一週間、私はリムさんの性授業を受けた。待っていろよ?アカシャ!!
カマラは変態、わかんだね
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