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魔術でいこう!その1
なんかその場で文章考えているけど他の人って設定何処まで考えているんだろうか
マジ泣きした醜態から二日後
俺は朝ごはんを食っていた
左腕はゴブリンの攻撃で折れていた、つか回復魔法とか出来るやつおらんのか?マジで痛いんだけど?
俺の利き腕が左なので本当に食いにくい
「私が食べさせてあげるわ、はいっあーん」
俺の右手側に来てウインナーを俺の口に運ぶ母クラ
「う、うん、あーん」
なんだか照れくさいわ、この間両親の前でマジ泣きしてからなんだか父も母もスキンシップが多くなってる
俺自身も最初、他人な気がしてクラのことを性的に見ていたが今はそんな感情ではなく家族的にしか見れなくなった
「おいしい?」「うん」
妻と息子の様子を見ながらうん、うんと満足気に頷く父親
あーマジで恥ずかしいわぁでもなんだか幸せだわぁ
「はい、あーん」「あーん?」
視線を感じた、視線の先にはニヤニヤしてるルダとエリオがいた
おい、やめろ。俺は死にたくなったorz
「いやーアカシャ君も家ではママに甘えてるんですねぇ?エリオ君」ニヤニヤ
「そうですなぁーいつも我々を小馬鹿にしてるアカシャ君がねぇ?ルダさん」ニヤニヤ
いつの間に入って来たのか…うぜぇぇぇぇ
「よ、ようお前ら…汗」
「おはようでちゅー?アカシャん」ニヤニヤ
「おはようでちゅ!アカシャん」ニヤニヤ
マジでuzeeeeeeee\( *`ω´)/
俺は二人にゲンコツをおとしてやめさせた
「何か用かよ?」食事も終わりしらっーとした目で二人を見る
「いたた、アカシャが気になって見に来たに決まってるじゃないか!」
殴られた頭をさすりながら言う、エリオ
「うむ」と大層に頷くルダ
「ふ〜〜〜( ´_ゝ`)〜〜〜ん」
心底どうでもよさそうに返事をするアカシャ
「じゃあ、帰ればぁ?」
「「すみませんでした!」」ぺこり
「もう許してやれ、アカシャ」
これまたいつの間か家に入って来たカマラ
なんでこの人達、勝手に人の家に入ってくんの?
…
「さて、この間のゴブリンの件を聞きたいのだが」
俺の部屋に移動してカマラ姉ちゃんはあのことを聞いてきた
「えっとぼくがわぁぁって叫んだら、アカシャがダッて来て、ゴブリンに石をバッと投げてゴブリンがうぁぁって叫んで、ゴブリンがアカシャを攻撃して、アカシャがうぁぁって飛んで、アカシャの後ろから剣とか槍とかいっぱい出てきて、ゴブリンにしゅばばって飛んでいってゴブリンが死にました」身振り手振りで説明するエリオ
「???」
困惑するカマラ
いや説明下手すぎやろw
まぁ5才だし仕方ないのか?w
「アカシャはぼくの勇者さまなんだっ!きっと!///」頬を赤く染め目がとろ〜んとしてるエリオ
なんでコイツ男なのにメスの顔してんの?(困惑)
エリオの視線が熱を帯びているのは気のせいだよな…気のせいだ、うん。(白目)
「すげーーーアカシャは勇者だったのかっ!?」
と驚愕するルダ、コイツは今の説明理解出来たんか?鼻ほじりながら聞いてたけど
あとさりげなくエリオの肩にほじり出した鼻クソを塗りたくるな
「アカシャ説明してもらえるか?」
俺は簡潔にわかりやすく説明した
「アカシャの容態を診て魔力切れしてるとは思ったが…そうか。確かにあんな状態のゴブリンは見たことがない」
「あんな状態?」
「ああ、後日確認しにいったのだがゴブリンは身体中穴あきチーズみたいになっていたよ…」ブルッとその光景を思い出したのだして身体が震えるカマラ
「魔力切れしてたの?俺は」
「ああ、キミは魔力切れをおこして死にかけてたんだぞ?運がよかった…どんな魔術を行使したかわからんが今後はむやみに使わない方がいい、次は死ぬかもしれん」
使うなと言われてもそれを使って両親の生活を楽にしてやりたいと決意していたので無理な話だ
決意した顔を察したのか
「まあ。使いたいだろうがな、今後は勉強会の後に魔術も教えよう」
やったぜーカマラ姉ちゃん最高ー
「カマラ姉ちゃんも使えるんだね、魔術」
「この村で使えるのは私と後はエリオットのお母さんのリムさんぐらいだがな」
「えっ?ぼくのお母さんも使えるの?」
未だ、肩にルダの鼻クソが付いてることに気づかないエリオ
それに気づいている俺とカマラはエリオから離れるため一歩後ろに下がった
「当たり前だろう?エルフは血筋的に魔術が得意な種族だ」
「ぼくも使えるってこと?」
「おそらくな」
「じゃあぼくにも魔術教えてください!アカシャやルダが傷つくの嫌なんです!」
この前のことがよっぽど堪えたのか必死な形相でカマラに頼むエリオ
まあゴブリンに尻を狙われたんだから無理もないけど
「それはやめておくよ、エルフにはエルフの教え方があるだろうし私が横から口を出すことではないからね、リムさんに頼んでみたらいいんじゃないかな?」
残念そうな顔でそうですかと呟やき、チラッと俺を見るエリオ
おい、その視線をやめろ。
俺はゴブリンからお前の尻の貞操を守ってやったんだぞ?それなのになんでお前に俺の尻の貞操を狙われなければいけないのか…
いやむしろ尻を狙ってほしいのか!?
「あたしは?あたしも使える?魔術」
いやお前の頭では魔術は理解出来んだろうルダよ
「わからんな、試してみないと」
おいおい隠れた才能的なのがあるかもしれんからやめときませんか?
魔術をバナナ欲しさで使うかもしれんのだぞ?
「うほほーい、魔術っ魔術!」ウキッウキッとなぞの踊りをするルダ(別名チンパンジー)
別段、誘われてないのに来そうだなルダの奴
しかし魔力切れってどうすれば解決出来るんだ、魔力って勝手に増えんのかな?それとも鍛錬して増やすのか?
あの財宝の蔵(以降ヴァイシュラヴァナと呼称する)
ヴァイシュラヴァナはそもそも魔術なのかねぇ
武器を射出するだけだから魔力なんて使わないと思ったんだけど
まあカマラ姉ちゃんに今夜聞いてみよう
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