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誕生編 赤ん坊でいこう!
一日一話でいこうと思うけどキツイですねw
でもそうしないと続かない気がするのよね
駄文ですがよろしくお願いします。
人の声が聞こえる
鉄男はその声に導かれる様に目を開けた
「起きたわ、あなた」
美しい女性、優しい声
「起きたか!おーよしよし、アカシャは今日もかわいいなぁ」
端正な顔の男性、頼れる男という感じ
俺を抱き上げ自身の頬に擦り付ける
「あー!あー!!」
(おめーの無精髭が当たって痛えーんだよ、やめろや!)
男に対する非難の声を上げたが話せない
(マジかよ、赤ん坊からスタートとかw)
いや転生したんだからこんな感じなんかな?
非難の声が通じたのか、母親らしき女性が父親らしき男性から俺を奪いとった
「もう、乱暴にしないで!嫌がってるじゃない」
そう言うと俺を大事そうに抱きしめる母親?
(あぁ、柔らかけぇーパイオツカイデー)
「す、すまねぇ つい嬉しくなっちまって…ははっ」
申し訳なさそうに頭を掻く父親?
(つーか俺の両親?、すげー美男美女じゃん、既に俺って勝ち組にいる件ww)
(あのクソ幼女に感謝しなきゃな、感謝のお礼に俺がいないと生きられない身体にしてやるぜ!ふはははは)
馬鹿なことを考えている内にその日が終わった
……
「あっ、んっ」
ちゅぱちゅぱと淫靡な音と声が部屋に響く
(かーさん、感じているんだね?ハァハァ)
(あっ言っとくけど俺は今食事してるだけだぜ?うん食事、食事)
そう思うながら丹念に乳房に吸いつく
(あー赤ん坊って最高ですわ〜、こんな美人妻のおっぱいを正当に吸えるんだよ?
赤ん坊から意識があってよかったわ〜w)
(つーかやっぱ母親だっつても性的に見ちゃうよ、意識化では他人の小田鉄男29才童貞やで?すまんな!父よ!ちゅぱちゅぱ)
「あっ」
ビクン、ビクンっと母親の身体が跳ねる
(かーさん、イッてしまったんだね?)←バカ
このビクン、ビクンしているのは母親のクラ・カルバだ
「ただいまー今、帰ったぞーー」
慌てて身だしなみを整える母親クラ
(おいおい、身だしなみを整えても顔は赤いままだぜ?奥さん?)
間男的な発言をしているのは赤ん坊のアカシャ・カルバ(小田鉄男)だ
そして今家に帰ってきた、我が家の大黒柱はクータスタ・カルバという
「はーい、おかえりなさい待ってて」
アカシャを赤ん坊用のベッドに寝かせ慌ててクータスタのもとに行くクラ
(ふぅ、お腹一杯だわー、つか赤ん坊って起きて食事してクソして寝る以外やることない、一人の時はだいたい天井眺めるだけで一日が終わる)
(これじゃあ前世のニート生活と対して変わんねーわw
自分自身に英才教育的なのをしないとあっという間に歳をとる)
異世界モノのよくある自身のステータスを確認する機能はなかった
(俺自身クソ幼女から貰った能力は一つだけだからこの身体の伸びしろは未知数だ、
とりあえずストレッチやヨガやら筋トレやらは絶対しよう子供の頃から習慣にすれば大人になった時に必ず役に立つからな)
(あとはあのクソ幼女から貰った能力を確認するしかないけどどうすればいいんだ?)
赤ん坊の言語しか話せないので開け!とか出来ない、だから念じてみた
(開け!開け!開け開け開け開け開けー)
すると部屋の天井に黄金の扉が現れ扉が開いた、そこから煌びやかな武具などが見えた
(うおーすげー、あれって聖剣とか魔剣とかそんなレベルの代物だよなぁ絶対、指ぱっちんして敵とかに飛ばせば楽勝ですやん)
とりあえず蔵の門を閉じる、天井にあったそれはすぅーと消えていった
(技名とか考えた方がいいよな、無限の財宝とか?これじゃあもろパクリだなぁ、出来ればオリジナリティを出したい)
この能力自身どっかの金ピカのパクリなわけだが
…
(俺って驚くほど才能ないわ…全然出てこない、とりあえずアカシャの蔵でいいか)
自身の名前について考える
(アカシャってサンスクリット語で虚空とか空間とかそんな意味だった気がする、だとすれば蔵の名前もあながち悪くない気がする、うーん)
そんなことを考えながらその日も終わった
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