FUKUOKA
つま先をコンとついて 鞄を脇に抱えて
パンを頬張り駆けて行く 朝の香りが漂う駅へ
発車のベルが鳴る 街が動いて行く
あの頃の僕は何を見ていたのか
sweet and good memories
ベルトを外して立つ そして到着ロビー
人並みを歩いて行く
いまは昔 昔はいま 誰でもない自分さ
生きるように生きてきた めくれば文字が現れるように
こんにちは さようなら おはよう おやすみなさい
繰り返しながら僕はここに居る
sweet and good memories
人生は前後左右 いつも未解決
誰も同じ
sweet and good memories
野球の話をする タクシードライバー
風が見える福岡