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2016-12-24 ドナルド・トランプ「露と核軍拡競争やろうぜ!」宣言な件について

[]【ロシアより】ウラジーミル・プーチンからドナルド・トランプへ「一緒に軍拡やろうぜ(意訳)俺のために(本音)」クリスマスレターが届く【愛をこめて】


 オバマ政権下で悪化したロシアとの関係修復という手柄をトランプ次期米大統領に与えるという、いわば約束手形な、プーチン大統領からの「甘いお手紙」。


 もちろん、無邪気に喜んでいるトランプ一派以上に、彼らにこの手紙を受け取らせ肯定的公表させたことでプーチンが得るメリットは大きい。


 それは、欧州に対するロシアの影響力の増大だ。プーチンに遠慮したトランプ米国が、来年の欧州各国で立て続けに行われる国政選挙への介入を躊躇えば、ドイツフランスをはじめとするEU主要国は、三流オポチュニストや極右勢力の手へ簡単に落ちる。


 それによってロシアが得る恩恵は絶大なものだ。きょうび、バカ民族主義に囚われた国ほど、向こうから喧嘩を売らせた上で完勝できる相手はいない。


 今のプーチンにとって、「ウラジーミルドナルドの核軍拡よーいドン」による露米両国軍事行動活性化推進なんて、余技に過ぎない。欧州ロシアの狩場に出来る利益の巨大さと比べれば、死の商人から受け取るリベートなんて、休日公園レモネードを売って稼ぐ小銭程度のものだ。


 今朝の核政策転換宣言ではしゃぐ姿を見る限り、プーチンへの次の一手を間違えば、来年の今頃、欧州中央部を覆う空気が「こんな感じ」になる可能性を、トランプ理解しているとは到底思えない。


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「さあ、御気のままに召しませ。我らが皇帝陛下

欧州の民は、地域に安寧をもたらす陛下の御手がつけられるのを、心待ちにしておりますわ」


 とりあえず、個人的には、来年年初からトランプ大統領就任までの期間中グローバルで起こりかねない証券市場為替相場のクライシスの方に危機感を持っている。でも、同後半に世界全体が抱えかねない地政学的&まやかし冷戦構造的な危なっかしさと比べれば、想定済みの金融危機なんて、格安ソープ地雷踏む程度のもんだよね(そうか?)。


プーチン大統領、トランプ氏に手紙 関係改善求める


12月24日 AFPドナルド・トランプDonald Trump)次期米大統領23日、ロシアウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領から届いたニ国間関係改善を求める手紙を公開した。

 バラク・オバマBarack Obama)米大統領ロシアによるシリアウクライナへの干渉理由としてロシア制裁を課しており、米ロ関係冷戦Cold War終結以降最悪となっている。

 しかし来年1月20日大統領就任するトランプ氏は選挙期間中、米ロ関係改善を訴えるとともにイスラム過激派対策プーチンと協力する可能性も示唆していた。

 トランプ氏の政権移行チームが公開した翻訳によると、プーチンから手紙は「ロシア米国関係は依然として現在世界の安定と安全保障における重要な要因だ」として、さまざまな分野でのニ国間協力の枠組みを修復するための実質的措置を求めていた。

 トランプ氏はこの手紙について「ウラジーミル・プーチンからのとても良い手紙だ。彼の考えは極めて正しい」「双方がこうした考え方に至ることを願う。われわれは別の道を行く必要はないのだ」と述べた。

(12月24日 AFP-BB)



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