大規模火災 立ち入り制限を一時解除 住民が自宅へ
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22日に新潟県糸魚川市でおよそ150棟が焼けた大規模火災で、被害が出た地域への立ち入り制限が24日午前中、一時的に解除され、多くの住民が自宅の被害の状況を確認したほか、貴重品や思い出の品を取りに戻りました。
22日午前、新潟県糸魚川市で起きた大規模火災では、火元のラーメン店のほか住宅や店舗などおよそ150棟が焼け、23日夕方に、出火から30時間たって鎮火しました。
この火災で被害が出た地域への立ち入り制限が、火元付近を除いて、24日午前中、一時的に解除され、多くの住民が被害の状況を確認するために自宅に戻りました。
このうち、火元の店から200メートル余り離れたところに自宅がある男性は「とにかく現場を見たいという思いで見に行きましたが、何も残っておらず、もう言葉が出ません」と目に涙をためて話していました。避難の際置いてきてしまったネコの姿が見えなかったということです。
また、火元から20メートルほどの場所で寿司店を営んでいた男性は「再建するつもりですが、焼け落ちた看板と壁の一部が残っているだけでした。年末は多くの人が店に来てくれていたので、やりきれないです」と話していました。
24日も火元の店を中心に警察と消防による検証が進められていますが、これまでのところ、延焼したおよそ150棟のほとんどが全焼したと見られるということで、警察と消防はさらに火災の原因や延焼した状況を調べています。
この火災で被害が出た地域への立ち入り制限が、火元付近を除いて、24日午前中、一時的に解除され、多くの住民が被害の状況を確認するために自宅に戻りました。
このうち、火元の店から200メートル余り離れたところに自宅がある男性は「とにかく現場を見たいという思いで見に行きましたが、何も残っておらず、もう言葉が出ません」と目に涙をためて話していました。避難の際置いてきてしまったネコの姿が見えなかったということです。
また、火元から20メートルほどの場所で寿司店を営んでいた男性は「再建するつもりですが、焼け落ちた看板と壁の一部が残っているだけでした。年末は多くの人が店に来てくれていたので、やりきれないです」と話していました。
24日も火元の店を中心に警察と消防による検証が進められていますが、これまでのところ、延焼したおよそ150棟のほとんどが全焼したと見られるということで、警察と消防はさらに火災の原因や延焼した状況を調べています。
被害の大きさ 改めて明らかに
24日午前、火災現場に報道関係者の立ち入りが許可され、至る所で焼け焦げた木材などが積み上がるなど、火災による被害の大きさが改めて明らかになっています。
火災現場では至る所で店舗や住宅などが跡形もなく焼け落ち、焦げた木材などの山となっていて、焼け跡から少しでも物を取り出そうと探す住民の姿が見られました。
老舗の酒造会社「加賀の井酒造」では、蔵など一部の建物は残っているものの、黒く焼け焦げた木材などの山となっていました。黒く焦げた酒瓶も見られ、がれきの一部からは今も白い煙が出ていました。
酒蔵の関係者が時間をかけながら焼け焦げた現場を踏みしめ、考え込んでいるような様子も見られました。
住宅が建ち並んでいたと見られる地域でも黒く焼け焦げた木材などが山のように積み上がり、住民が焼け跡から物を探し、袋に入れて持ち帰る姿も見られました。
住民の女性は「何か一つでも思い出の物が持ち出せればと思い探しましたが、自転車の鉄くずなどしか見つかりませんでした。夫や息子の遺影を持ち出せなかったのが無念です」と話していました。
火災現場では至る所で店舗や住宅などが跡形もなく焼け落ち、焦げた木材などの山となっていて、焼け跡から少しでも物を取り出そうと探す住民の姿が見られました。
老舗の酒造会社「加賀の井酒造」では、蔵など一部の建物は残っているものの、黒く焼け焦げた木材などの山となっていました。黒く焦げた酒瓶も見られ、がれきの一部からは今も白い煙が出ていました。
酒蔵の関係者が時間をかけながら焼け焦げた現場を踏みしめ、考え込んでいるような様子も見られました。
住宅が建ち並んでいたと見られる地域でも黒く焼け焦げた木材などが山のように積み上がり、住民が焼け跡から物を探し、袋に入れて持ち帰る姿も見られました。
住民の女性は「何か一つでも思い出の物が持ち出せればと思い探しましたが、自転車の鉄くずなどしか見つかりませんでした。夫や息子の遺影を持ち出せなかったのが無念です」と話していました。