福井鉄道の次世代型低床車両「フクラム」に新たに加わるさくら色の新車両が22日、福井県越前市の車両工場に搬入された。運行は29日からで、福井の春をイメージした車体が華やかにまちを巡る。
新車両はオレンジ、ブルー、グリーンに続く4編成目で、形式はほかと同じF1000形。3両編成で、定員は155人。車体は丸みを帯びたデザインと大きな窓が特徴で、さくら色を基調に車体下部にシルバーラインを配し、「人と人を繫(つな)いでいく優しさや愛情」を表現した。
新潟県の車両メーカーからトレーラーで輸送され、22日明け方に車両工場に到着。午前8時ごろから、クレーン車で線路に載せ、車両を連結させる作業が行われた。