小池知事、石原元都知事から聞き取り調査の意向「豊洲も五輪も…結局は石原都知事からの出発点が多い」

2016年12月22日15時52分  スポーツ報知
  • 都政改革本部の会合であいさつする東京都の小池百合子知事(右端)

 東京都の小池百合子知事(64)は22日の定例記者会見で、豊洲市場(江東区)の主要建物下に盛り土がされていなかった問題について、築地市場移転計画当時の都知事だった石原慎太郎氏(84)に対して聞き取り調査を来年実現する方向で検討していることを明かした。

 小池氏は「豊洲の問題も(東京)オリンピックの問題も結局は石原都知事からの出発点が多い」と振り返り、「『東京なんだからドーンと任せろ。国にはお世話にならんよ』とおっしゃったのかどうか。とても言いそうなことだから、確認したい」と、皮肉たっぷりに聞き取り調査に意欲を示した。

 調査の時期については「現時点では固まってない」としながらも、都政改革本部で対策を検討していることを明かし、来年早々に実現したい思いをにじませた。

 小池氏は、これまで質問状を送付するなどアプローチしてきたが、石原氏は公開ヒアリングを拒否。文書で回答を寄せたが「記憶がない」とし、「資料を全て公開していただき、何が行われたのかをご覧いただくしかない」と主張していた。

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