仏で不明の日本人女子大学生 現地警察が捜査開始
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フランス東部に留学中の日本人の女子大学生の行方が今月4日からわからなくなっていて、現地の警察は事件に巻き込まれた可能性があると見て捜査を始めました。警察は、4日の夜に女子大学生が一緒に食事をしていた男性が何らかの事情を知っていると見て行方を調べています。
行方がわからなくなっているのは、東京出身でフランス東部ブザンソンの大学に留学している筑波大学の学生、黒崎愛海さん(21)です。黒崎さんは今月4日から行方がわからなくなり、携帯電話も通じない状態だということで、現地の警察は、事件に巻き込まれた可能性があると見て捜査を開始するとともに、市の公式ツイッターなどを通じて情報の提供を呼びかけています。
現地の警察トップは23日、NHKの取材に対して、黒崎さんは4日の夜、知人の男性とレストランで食事をしていたことが、店側の証言や防犯カメラの映像から判明したことを明らかにしました。
男性は20代の外国人留学生で、航空機の搭乗記録などから、すでにフランスを離れたと見られるということで、警察は、何らかの事情を知っていると見てインターポール=国際刑事警察機構の協力も得ながらこの男性の行方を調べています。
現地の警察トップは23日、NHKの取材に対して、黒崎さんは4日の夜、知人の男性とレストランで食事をしていたことが、店側の証言や防犯カメラの映像から判明したことを明らかにしました。
男性は20代の外国人留学生で、航空機の搭乗記録などから、すでにフランスを離れたと見られるということで、警察は、何らかの事情を知っていると見てインターポール=国際刑事警察機構の協力も得ながらこの男性の行方を調べています。
SNSには明るい書き込み
黒崎愛海さんは、先月4日、フェイスブックのプロフィールを更新しています。この中では、滞在先の飲食店で撮影したと見られるみずからの写真とともに、「常にピュアな姿勢で世界を見ていきたい!」と意気込みを書き込んでいます。また、現地での生活を楽しんでほしいと呼びかける友人からのメッセージに対しては、「ありがとう楽しむよー!!!」と明るく答えていました。
大学の先輩「早く見つかって欲しい」
黒崎さんが筑波大学で所属していたゼミの先輩で、4年生の堀下恭平さんによりますと、黒崎さんは、ことし9月から1年間の予定でフランスに留学していたということです。
堀下さんは、黒崎さんについて、「仕事でも使えるくらいにしっかりとフランス語を身につけたいと留学を決め、日本にいるときから熱心に勉強していました。明るく社交的で、ゼミでは自分の考えを積極的に発言するほうでした」と話しています。
黒崎さんとは、行方がわからなくなる3日前の今月1日にSNSでメッセージを交わしたのが最後だということで、「留学生活を楽しんでいる様子で、特に変わったところはなかったので、行方がわからなくなったことにとても驚いています。大学のみんなもとても心配していて、早く見つかってほしいです」と話しています。
堀下さんは、黒崎さんについて、「仕事でも使えるくらいにしっかりとフランス語を身につけたいと留学を決め、日本にいるときから熱心に勉強していました。明るく社交的で、ゼミでは自分の考えを積極的に発言するほうでした」と話しています。
黒崎さんとは、行方がわからなくなる3日前の今月1日にSNSでメッセージを交わしたのが最後だということで、「留学生活を楽しんでいる様子で、特に変わったところはなかったので、行方がわからなくなったことにとても驚いています。大学のみんなもとても心配していて、早く見つかってほしいです」と話しています。