格闘技の聖地、ディファ有明が再来年6月に閉鎖…コンサート会場など18年の歴史に幕
格闘技イベントやコンサートなどの会場として親しまれた東京・江東区の「ディファ有明」が来年6月に閉鎖されることが23日、分かった。
パンクラス代表の酒井正和氏がこの日、公式ブログで「ついに発表されました。パンクラスのホーム会場でもあるディファ有明が2018年6月末でなくなります。かなり前から噂はありましたが現実となってしまいました。しかし時代の変化でもあり、対応していかなければなりません。パンクラスは今回の発表を受けてホーム会場を探すことになります」としている。
同会場の公式HPでは「営業終了のお知らせ」として、2018年6月末に営業終了することを報告している。2000年7月にオープン。プロレス、格闘技団体の試合会場やライブ会場として使用された。09年7月には、試合中の負傷により亡くなった三沢光晴さんの献花式「三沢光晴お別れ会」が開かれた。18年間の歴史に幕を下ろす。
以下、デイファ有明HPのお知らせ全文
各位
株式会社ディファ有明
謹啓、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
日頃ご愛顧を賜り厚くお礼申し上げます。
さて、弊社は、会場建物を賃借して2000年7月からイベント会場業を営んで参りましたが、現在の建物定期賃貸借契約は、2018年6月末日に期間が満了します。
そこで弊社は、貸主様に期間満了後の再契約をお願いいたしておりました。しかし、貸主様によれば、会場建物は老朽化が進んでいるため期間満了後解体し、再契約は予定していないとのことでした。
弊社は、営業継続の方策を検討いたしましたが、他に会場建物と同等の物件を確保することは困難であるため、2018年6月末日をもって営業を終了せざるを得ないとの結論に至りました。
皆様には18年の長きにわたりご愛顧を賜り厚くお礼申し上げるとともに、営業終了までは、社員一同皆様ご満足いただけるよう努力する所存でございますので何卒ご了承の程お願い申し上げます。
末筆ながら、皆様の益々のご繁栄をお祈り申し上げます。
敬具