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<糸魚川火災>366年続く県内最古・造り酒屋も焼き尽くす

毎日新聞 12/23(金) 20:49配信

 ◇その時、18代蔵元はこうじ仕込み中だった

 新潟県糸魚川市で発生した大規模火災。大火は、江戸時代から366年続き県内最古とされる造り酒屋「加賀の井酒造」も容赦なく焼いた。

【写真】焼失前の「加賀の井酒造」=2006年撮影

 18代蔵元の小林大祐さん(34)は出火当時、店の奥でこうじを仕込んでいた。出荷が最盛期となる年末年始の直前。店には瓶詰めが終わった約3000本の日本酒があった。「火が前の建物まで来ています」との声に、後ろ髪を引かれながら、従業員6人と避難した。

 経営難に直面していた家業を継ぐため、勤めていた会社をやめて2005年に入社。同じ条件で造っても同じ味にはならない酒造りのおもしろさに魅了された。

 火災後、全国のファンから応援の電話が続く。「いつの日かもう一度お客さんにお酒を届けたい」と再起を誓う。【浅見茂晴、南茂芽育、川辺和将】

最終更新:12/23(金) 22:05

毎日新聞

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