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【元朝日新聞・植村隆氏インタビュー詳報(3)】
「時代状況を分かってほしいんだ、阿比留さん!」
阿比留「われわれね、その時代にね、私はもう社会部にいたか、地方支局記者だったか覚えていませんけど、当然、知る由もないわけですが、植村さんが言うことはなるほどと思う一方でね、例えば毎日新聞の元ソウル支局長の下川正晴さんとかが、一生懸命に挺身隊と慰安婦との混同を間違っていると言おうとしていたと」
植村「言っているのかい」
阿比留「言っていたらしいですね。挺対協にも申し入れしたし…」
植村「ああ、そう。それはちょっと下川さんに聞いたらいいと思うんだけど、僕はちょっと下川さんのその状況は分からない」
誰にだまされたのか「分からない」
原川「それで、1番目の質問のその記事ですが、これはテープにおいて金学順さんは具体的にどう言っていたかは先ほどの表現だと、定かではないと?」
植村「そうですね。それはもう(今年)1月9日に答えていますので」
原川「一緒に説明をされていた尹貞玉さんとか、挺対協の人たちは、テープの主は女子挺身隊として戦場に連行された人だと、そういう説明はして…」
植村「いや、女子挺…、あの、挺身隊のおばあさんだよと」
阿比留「挺身隊のおばあさんね」
植村「おばあさんね。まあ、それは挺身隊のおばあさん、チョンシンデ(挺身隊)ハルモニと言うんですが、これはまあ一つの用語なんですよ。いわゆる日本語で訳すと慰安婦のおばあさんというんですかね」
原川「強制という言葉は使われていないですが、そのチョンシンデハルモニが戦場に連行されたというこの表現はどこから? どういう情報を得てこう書かれたんですか」
植村「いや、まあだから、それは、だって、あの、本人がだまされて、行った先が戦場なわけじゃないですか。中国だけどね。だから、そういうことですよね。だって慰安婦というのは戦場以外には普通ないじゃないですか」
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