宮根誠司氏 ASKA逮捕の報道姿勢を釈明「仮に無実ならば謝らなきゃいけない」
番組では冒頭から、覚せい剤取締法違反容疑で逮捕されたASKAが、不起訴処分になった話題を取り上げた。ASKAは、鑑定の結果「陽性」が出た液体が、ASKA本人のものか立証するのが難しいため、嫌疑不十分として不起訴になった。
この話題の中で宮根氏は、伝える側としては、これまでの数ある覚せい剤の事件においても、尿検査で陽性が出て逮捕された場合は「これは(容疑者は)覚醒剤をやってしまったんだなって、思ってしまう」と、逮捕までの経緯の精査よりも、結果を見て結論付けてしまっていることを指摘した。
「もう1回、我々は立ち戻って考えなきゃいけないんじゃないかって思う」と報道姿勢について語る宮根氏に、読売新聞 特別編集委員の橋本五郎氏は「疑わしきは罰せず」「我々は断定的にこうだって、思われるような発言をしてはいけない」とコメントした。
さらに宮根氏は、容疑者本人の尿検査をし、陽性反応が出るということは、本来であれば「絶対的な証拠」になり得るものとしたうえで「ただ絶対的証拠だと思っていたことが、色んな謎がある中でASKAさんが不起訴になったってときに、我々のニュースの報道の仕方は、正しかったのかどうだったのか」と反省の色を見せたのだ。
そして宮根氏は「もう1回僕らは、採取の方法だとか覚醒剤のこと勉強して、考えなきゃいけない」「僕はちょっと反省しました」「もし、仮にASKAさんが無実ならば、謝らなきゃいけない」と釈明していた。
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