【ローマ福島良典、ベルリン中西啓介】ベルリン中心部のクリスマス市(いち)にトラックが突っ込み60人が死傷したテロで、イタリア内相は23日、記者会見し、公開手配されているチュニジア人のアニス・アムリ容疑者(24)をイタリア・ミラノで警察の職務質問で発見し、銃撃戦の末、射殺したと発表した。
伊警察は23日午前3時、ミラノで、アムリ容疑者を発見。アムリ容疑者は銃を取り出し抵抗したため、射殺された。会見した内相は「射殺されたのは疑いがなくアムリ容疑者本人であると確認された」と明らかにした。伊メディアは指紋により本人確認されたと伝えた。
アムリ容疑者は2011年にイタリアから欧州に上陸。国内の施設で放火事件を起こすなどして有罪判決を受けて服役し、釈放後の昨年7月、ドイツに入国していた。