こんばんは。ウェールズ歴史研究家のたなかあきらです。
歴史上には多くの子孫を残した権力者が見られます。
例えば、
・カール大帝
8~9世紀のフランク王国の国王。20人子供をもうけ、世界中に現在約6億人が彼の遺伝子を持つと考えられています。
・ウィリアム1世
11世紀に活躍した現在のイギリス初代国王。子供は11人授かり、ヨーロッパとアメリカに数千万人以上子孫が居るとされています。
・チンギス・カン
12~13世紀に中国・モンゴルで活躍した王で4男5女の他数名の男女の子供がいたとされます。現在モンゴルから中国にかけての人口の1300万人以上の男性が彼の遺伝子を持つとされ、1600万人くらいの子孫がいると言われています。
など、 世界の歴史に大きな影響を与えたそうそうたるメンバーです。
諺にもあるように、まさに「英雄色を好む」ですね。
権力者で子だくさん・・・
どんな状況か想像していると、いろんな妄想がわいてくるなあ。
権力者が子だくさんですと何か問題が出そう・・・
日本の子だくさん将軍
徳川家斉像
そんなに精力を持ち続けるのも大変そう。
将軍家斉は、子供の数も将軍、そのための努力も将軍でした。精力増強のために生姜を1年中毎日欠かさず食べ、オットセイの陰茎を粉末にしたものを飲んでいたそうです。このため「オットセイ将軍」とも呼ばれました。
オットセイに含まれる良質なカロペプタイドと呼ばれるタンパク質が効果のもとです。
しかしこちらの努力に力を注いだため、 いろんな問題が生じました。
・財政破たん
・大名たちの不満
家斉の子を養子や妻とした大名達は特別な優遇を与えられ、 諸大名の不満も噴出させました。
・「改革なんか上下ともに迷惑、あんなことやるものじゃない」と子作り以外何もせず放任政策をとり国政は不評でした
しかし町人文化を発展させ江戸文化の絶頂期である「化政文化」 を生み出したと考えられます。
ウェールズの子だくさん王
オウァインは現在のイギリスのウェールズの北部で活躍した12世紀の王でした。オウァインはイングランド王ヘンリー二世を待ち伏せて奇襲し、 イングランドに命からがら逃げ帰らせるなど武勇にも優れ、ウェールズのほぼ全域を支配して中世ウェールズ黄金時代を作り上 げた英雄でした。
へえ~すごい王だったんですね。このオウァインはどのくらいの子供がいたんですか?
子だくさんが元で争いがおき、国が荒廃してしまったんですか・・・
悲しいです・・・
世界に大子孫を残すこのウェールズ貴族
その男は9世紀ごろにイギリスのウェールズ地方に住んでいた貴族
自分のルーツや祖先をもっと知りたいと思いました。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
