私が経験した、初めての彼女の話と1度目の婚約破棄の話です。内容がドロドロしてあまりにも汚いのですが、軽い気持ちで読んでみて下さい。
彼女の浮気「5股」の発覚
日曜日の夜
二人で映画を見ていると、机の上に置いてあった彼女の携帯が鳴りました。
ブーブーブー(携帯電話の振動音)
どうやらメールじゃなくて、電話のようです。
彼女は携帯が鳴ると急いで携帯をパッと掴みました。
おお・・・動きが早い。
舌をペロンと伸ばしてハエを食べるカエルを思い浮かべました。
彼女が携帯をとる前に、
見るつもりは無かったのですが、相手の名前が見えてしまいました。
(携帯が開いたままの状態だったので、)
(・・・・・男性の名前?)
確かに男性の名前のように見えました。
彼女の反応の良さに驚いた私は、
「それ・・・お友達?」と彼女に聞いてみました。
彼女は・・・・携帯を握りしめたまま、黙って答えません
(えっ?)
彼女の反応に私は動揺しました。
(いや・・・まさか・・・まさか)
彼女は常日頃から
「浮気とは人を裏切る行動は最低!」と言っていたからです。
(いやいやいやいや・・浮気のハズがない・・・・)
彼女はボソッ「バイト先の友達・・・」と言いました。
私は何も答えませんでした。
なぜなら、彼女のバイト先に「男性」は居ないからです。
その沈黙で、彼女も自分の稚拙なウソがバレた事に気が付きました。
私は「今からはじまる事」を予感して恐怖しました。
部屋には映画の音だけがポツポツと流れています。
(たしかアメリを見ていたかと・・・・)
私は震えながら声を絞り出しました。
「え・・・・う・・浮気?」
それを聞いた瞬間!
彼女が豹変しました!
チッ!(舌打ちの音)
こんなに大きな舌打ちを聞いたことがありませんでした!
私は思わずビクッとしました。
そしてさっきまで怯えていた?彼女が顔を上げてこう言いました。
「あぁ~もうめんどくせぇ、わかれるかぁ!?」
頭が真っ白になりました。
私の人生も驚きの連続でしたが、
この時が一番頭が真っ白になったかもしれません。
・・・・・・・・真っ白でした。
この後、彼女が5人の男性と関係を持っていた事実が発覚するのですが・・
その話の前に、まず二人の出会いの話をさせて下さい。
はじめての彼女との出会い
彼女との出会いは特別なモノではなく、
ブラック営業会社での職場恋愛でした。
これが私にとっては、実質初めての彼女になります。
出会いは
面接にきた当時20歳だった彼女を
一応役職を持っていた私が職場案内と面接を行った事でした。
飛び込み営業をしていた私でしたが、
人と普通に話すのは尋常でない程苦手だったので
いつも全身に汗をかきながら、オドオド案内していたと思います。
しかし、そんな私を見て彼女が
「ステキ!」と思ってくれたそうです。
(なぜでしょうか?)
まぁそんなこんなで
入社した彼女から猛アプローチを受けることになり・・・・
付き合うようになったのですが・・・。
周囲の人達は二人の交際に猛反対をはじめました。
周囲の強烈な反対
社内恋愛は原則禁止でしたので、私たちはコッソリ
付き合い始めた・・・つもりでした。
まず二人の交際に初めに気がついたのは強面のマサさんでした。
野生の勘なのか?とにかくこの人は勘が鋭い。
仕事終わりにマサさんが
「おう、お前チョットこっちこいや」と私を呼び出しました。
わたしはオドオドしながらついていきます。
「お前・・・アレと付き合ってるのか?」
何でもハッキリ言うマサさんにしては、
随分歯切れの悪い話し方です。
わたしは答えに困ってオドオドします。
マサさんは続けます。
「お前な、そのなんだ・・・・よく考えろよ?」
それだけ言うと、マサさんはタバコを吸いに行ってしまいました。
それからというもの・・・・
同僚や先輩達が順番にわたしのところにきては
「アイツと付き合ってるのか?やめとけよ!」
「お前わかってて付き合ってるのか?」
「アイツだけはない!」
と、私に別れるように説得してきました。
余計なお世話でした。
私も彼女のことが好きで付き合っていましたから、
他人にとやかく言われる筋合いはない!
そう思っていたのです。
彼女はみなが言うように「変わった人」でしたが、
いつめも明るくて、よく笑う魅力的な女性でした。
確かに、彼女はたまにテンションが上がりすぎて
「奇声」を上げたり「踊りだしたり」
してしまう所がありましたが・・・・・。
私はそういう所も「カワイイ」と思っていましたし
そこが周囲の誤解を招いているのだろう、とも思っていました。
結婚させて下さい!
童貞ピュアだった私は、
付き合う=結婚する
という誰もが羨む豊かな発想力を持っていました。
(※私は当時すでに20代半ばです。)
なので付き合って1ヶ月ほどたった頃には
「お互いの両親にアイサツをしよう!」と言い出していました。
彼女も「ほんと?!うれしい!」と喜んでいました。
彼女の実家にいた「男の子」
そして私は日曜日に、彼女の実家へアイサツに向かいました。
事前に彼女の家庭環境を聞くと
ご両親は離婚しており、お父さんは失踪中との事でした。
お母さんは女子高生時代に
お父さんと出会い妊娠、
そして、高校を中退。
彼女の兄弟は4人
しかし、お父さんが「浮気」をして失踪。
という流れだそうです。
私のいたブラック企業は元犯罪者だらけなので
両親が居ないという人も多かったので、特に驚いたりはしませんでした。
彼女はアパートに一人暮らしをしていましたが、
なぜかお母様は割りと近所に住んでいました。
しかし
(こんなに近所なら一緒に暮せばいいのに)
という私の疑問はすぐに解消されました。
「失礼します!」と彼女の実家家に上がってお母様に挨拶をすると
そのスグ横に「男の子」がいたからです。
弟?いや、兄弟は兄二人と姉一人と聞いていました。
私が少しオロオロして彼女をチラっと見ると、彼女がこう言いました。
「この子、ヤっくん!お母さんの彼氏!」
(彼氏!?)
その子はどう見ても◯学生くらいにしか見えません・・・・。
いや、そんな事よりカラダが異様に細く、色が白すぎる
(ちゃんとゴハンを食べているのか?)
ヤッくんは目を合わせないが、妙にニコニコ笑っています。
私も精一杯の笑顔で返します。
私は大きく動揺していましたが、そんな失礼な態度は見せられません!
何とか丁寧に挨拶を済ませると
彼女と結婚を前提に「真剣なお付き合い」している事
彼女と同棲したい事、
この2つをお母様に伝えました。
お母様は特に反対もせず
「娘をよろしくね!」と言ってニコニコしていました。
しかし私は
(お母様に認められた、良かった!)
という気持ちよりも
隣にいるヤッくんの事が気になって仕方がありませんでした。
なぜなら、彼の顔には殴られたような痕がいくつもあったからです。
つづく