情報収集はネット中心だが新聞にも目配り
原田:投票先を選ぶにときには、どういう方法で情報を集めましたか?
川合:私は、テレビが部屋になくて、新聞も取っていないので、インターネットしか情報の入手先がありませんでした。自分なりにネットで調べたんですけど、ボヤッとしているというか、あまり違いが分からなくて。最終的には「イイヤ」みたいな形で、自民党を選びました。
原田:ネットで候補者の情報を集めるときは、ホームページを見たりすることになると思うけど、どういう情報を重視しましたか?
田中:経歴はチェックしますね。「今までどんなことをしてきた人なのか」というのは気になるので。
川合:プロフィールと、あと「何をしたいのか」という2つはチェックしますね。
田中:年齢も気になりますね。僕は若い人に頑張って欲しいなと思うので。
原田:候補者のSNSは参考にしましたか?
フォロワー数よりフォロー数の方が多い人は、失礼な言い方だけど、「政治家辞めた方がええんちゃうか」と思いますね。「逆だろ」と。フォロー4000人、フォロワー2000人の政治家アカウントみると、「どれだけフォローしたいねん」と思って悲しくなります。
田中:蓮舫さんは「仕分けの女王」というキツいイメージがあると思うんですけど、自分の家のふじこちゃんという名前のネコの画像を上げたりしてる。
塚田:一方で、最初は面白いと思っていても、やっぱりみんな取り繕っている感じがすごくて。ネットばかり見ていても、踊らされているような気持ちになってしまうので、今回は、あまり参考にはしませんでした。TwitterのようなSNSの運用は、どの党もやっているので、それであれば色々な新聞を読んで、考えた方がいいかなとも思いました。
友達同士で政治について議論することはない?
原田:大学の部活の友達同士とか、政治系サークル所属ではない友達と選挙や政治について話したりはしましたか?
川合:私は結構話しました。みんなが集まっている寮の食堂などで、「選挙どうする?」みたいな話題になって。寮のほとんどの人が、住民票が実家にあるようで、「すごい選挙行きたいし、投票したいと思うけど、わざわざ家の親に送ってもらうのもめんどうくさい。それに、どこに投票所があるのかよくわかんないし。部活あるし、まあいいか」っていう話をしたりとか。
あと、「どうやって候補者を選んだか」といった話題で、実際、投票所に行って紙を前にして誰にしようか迷った結果、「とりあえず知ってる人」とか、「自民か民進じゃない?」みたいな話はしました。
原田:政策の話で議論したことは?
田中:去年、安保法制で議論がすごく紛糾したときには、話題になりましたけど経済問題なんかだと、それほど話題にはしないですね。
ただ、選挙が終わった後、「割と18~19歳の投票率高かったね」っていう話はしました。あと大学の周囲で、選挙に行ってきた証明書を見せるとご飯が安くなるところがあったので、それをみんなで食べにいくために、投票に行ってきたって報告したり。
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