23日
8時14分
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天皇陛下83歳の誕生日、退位「親身に考えてくれている」
天皇陛下は、23日、83歳の誕生日を迎えられました。8月の「退位」の意向のにじむ「おことば」について、「多くの人々が耳を傾け、親身に考えてくれている」と感謝の意を示されました。
「天皇としての自らの歩みを振り返り、この先の在り方、務めについて、ここ数年考えてきたことを内閣とも相談しながら表明しました。多くの人々が耳を傾け、各々の立場で親身に考えてくれていることに、深く感謝しています」
陛下は83歳の誕生日に先立ち記者会見に臨み、8月の「おことば」についてこのように述べられました。
また、今年4月に発生した熊本地震の被災地を訪れたことを振り返り、「被害の大きさに胸を痛めると共に、皆が協力し合って、困難を乗り越えようと取り組んでいる姿に心を打たれました」と述べられました。
陛下は、1週間前から風邪の症状があり、今回の記者会見は回復の途上で臨まれました。会見終了後には、「今このように、この会見にも出られるわけで、心配しないでいただきたいと思います」と話されました。
皇居では一日、一般参賀などの祝賀行事が続く予定です。(23日05:01)