東海 NEWS WEB

ニュース詳細
中日本高速の元社員に賠償命令

12月23日 09時43分

中日本高速の元社員に賠償命令

3005163211_20161223100216.mp4

新東名高速道路の用地買収をめぐり、愛知県豊川市の採石会社が中日本高速道路の元社員から現金をだまし取られたなどとして、元社員と中日本高速道路に賠償を求めた裁判で、名古屋地方裁判所は元社員に5億6000万円余りを支払うよう命じる判決を言い渡しました。
豊川市の採石会社、音羽開発は、平成17年、新東名高速道路の建設予定地として、豊川市内の採石場を中日本高速道路に77億円余りで提供する契約を結びました。
しかし、当時、契約の交渉を担当した中日本高速道路の36歳の社員から、「金を支払ってくれれば買収額をさらに増やすことができる」などと、持ちかけられ、5億1000万円余りをだまし取られたなどとして、その後、懲戒解雇された元社員と雇用主だった中日本高速道路に5億6000万円余りの損害賠償を求めていました。
22日の判決で、名古屋地方裁判所の片田信宏裁判長は「元社員が金をだまし取ったのは職務としてではなく自ら行ったもので、会社が認識することはできなかった」などとして、中日本高速道路の賠償責任は認めず、元社員に5億6000万円余りを支払うよう命じました。
元社員は詐欺と脱税の罪で懲役4年の判決が確定しています。

東海のニュース

新着ニュース

このページの先頭へ