速報 > 経済 > 記事

日本の1人あたりGDP、OECD加盟国で20位
15年9.6%減

2016/12/22 19:00
保存
印刷
その他

 内閣府が22日発表した国民経済計算確報によると、2015年の日本の1人当たり名目国内総生産(GDP)はドル換算で前年比9.6%減の3万4522ドルとなった。経済協力開発機構(OECD)加盟国35カ国での国際順位は前年より1つ下がり、20位となった。円安が進みドル換算で目減りし、比較可能な1994年以降では最も低い順位となった。

 1人当たり名目GDPは国や地域の生産性の高さの目安とされる。ドル換算で前年を下回るのは3年連続。円建てでは前年比3.4%増え、94年以降で最も高い伸びを示した。だが、円の対ドル相場が12.5%下落したため「ドルで付加価値を生む力」が目減りした。

 日本は2000年に2位になったが、その後は順位が下がっている。15年は主要7カ国(G7)で、イタリアに次ぐ低さだった。15年の名目GDPは4兆3836億ドルと、世界3位は変わらない。だが世界に占める比率は5.9%と、20年前の4割弱に縮まった。

 GDP統計は今月8日発表の今年7~9月期の改定値から、推計方法を切り替えた。昨年12月に公表した14年の1人当たり名目GDPはOECD加盟国の中で20位だったが、推計方法を見直した結果、14年の順位は19位に繰り上がった。

保存
印刷
その他

電子版トップ速報トップ

関連キーワード

経済動向GDPOECD名目GDP

【PR】

【PR】

主要ジャンル速報

北海道 7:01
7:00
東北 7:00
7:00
関東 7:01
7:01
東京 7:01
7:00
信越 7:00
7:00
東海 7:01
7:01
北陸 6:02
6:01
近畿 6:10
5:50
中国 6:02
6:01
四国 6:02
6:01
九州
沖縄
2:00
1:30

【PR】



日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報