PlayStation 4は、PlayStation 3のようなAVプレイヤーとしての機能を省き、据え置き型のゲーム機として特化したものになった。しかも、映像の出力端子はHDMIだけで、音声もHDMIか光デジタル、もしくはUSBでのデジタル出力のみである。2016年9月発売のPS4 Slimは、光デジタル出力がない。

  • HDMI入力のないテレビやディスプレイしかもっていないのに、PS4を買ってしまった人は、こちらの記事を見てね
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  • Wii Uのオススメのヘッドホンをしたら、イカがウデマエS+になるなんて嘘だよ。

 さて、PS4の音を出す方法は5つほどあって、 

  1.  テレビのHDMI入力端子にPS4をHDMIケーブルでつないで、テレビのスピーカ、もしくはアナログ音声出力端子からのアナログ音声をもらう。
  2. HDMI接続のAVアンプを使う。← このページ。
  3. 光デジタルーアナログ変換(D/A)コンバータを使う。 
  4. DUALSHOCK 4のヘッドセット端子につなぐ。
  5. PS4へつなぐUSBのD/Aコンバータのアンプを使う。→ヘッドセットも含めて使えないものが多すぎて、USB関連は全てボツ

 このことを踏まえて、PlayStation 4やWii Uでゲームをやるのに適したAVアンプ等、接続するための機器を紹介していく。

PS4やWii U等をHDMIでつないで遊ぶための基本セット

予算 5万円以下

内訳は、ディスプレー4万円、卓上アクティブスピーカーとケーブル類1万円。

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 これが、自分の部屋を与えられた男子中学高校生が、欲しくて欲しくてたまらない理想のゲーム機基本セット。

 携帯ゲーム機は別として、PS4やWii Uは、フルHDでゲームを楽しめ、卓上スピーカー、もしくはヘッドホンで、そこそこの音で音楽も楽しめる。

 男子中学生でなくても、オッサンでもこれだけ持ってりゃ道楽レベルだけどね。

 こういう場合のゲーム機の配線の模式図は

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 PS4やWii Uは、映像と音声を一括してHDMIで出力されるので、HDMIケーブル一本でディスプレイにつなげば良い。ディスプレイは、HDMI二系統、DVI一系統などと端子があるので、各自確認すること。PS4 ProをUHD(4K)ディスプレイ(テレビ)につなぐのは、付属のプレミアムHDMIケーブルでつなぐ。

 ゲーム機につなぐことを大きく謳(うた)ったテレビやパソコンのディスプレイは、HDMI入力端子がたくさん付いていて、なおかつ、高速な描画ができるように作られている。各自、予算に合わせて買うと良いだろう。

 ワシは、ナナオ(EIZO)のディスプレイを推しておく。HDMIの映像と音声を扱う上で、テスターみたいな役割もしてくれる。

 それから、音声は、HDMIでつないだディスプレイに内蔵されたスピーカか、スピーカーについているアナログで出力される出力ジャックから、アンプ内蔵の卓上スピーカ等につないやれば、そこそこの音で楽しめる環境が構築できる。

もし、ディスプレイに音声出力端子が無いのなら… 

 PS4にUSB接続のアンプ(アクティブスピーカ)をつなぐと使える可能性が高い。

現在、TP30は動作確認中。

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↑TP30をPS4のUSBにつなぐと、ヘッドセットとして認識する。ってことは ってんで、他雑誌付録のLXA-OT3olasonicのUSB-DAC付きデジアンなどをつなげるか検証記事を書き中→ だめだこりゃ。使い物にならねぇ…。ヘッドセット自体がクソ。

 でも、まともな音がでない。やっぱり使い物にならんな。光デジタル入力のパワードスピーカか、音声出力ありのディスプレイの買い換えるか、 光デジタル→アナログ変換機を間にいれるか? その方が安いな。

この辺の機器は、パチモンで探してみるか。

デュアルショック4に、ヘッドホンを繋ぐのもありだ。バッテリーの減りが速くなるけど。

Wii U本体に、USBのスピーカをつないでも、認識しないので使えないよ。

PS4やWii Uのゲームを本来のデジタルサラウンドでプレイしたい!!

 先にあげた基本のゲーム機セットで我慢できるのは小学生くらいまでかな。

 PS4の本来もっているサラウンドという音声機能を使えば、プレイヤーの自分がゲームの中にいるような錯覚におちいる。んで、ゲームの世界にどっぷりとハマれる。

 とくに、死体の焦げた「臭い」や硝煙が漂わないものの、戦場に身を置くような音響でFPSゲームをやりたいとなるとAVアンプと5.1chのスピーカーが必要になる。

 ゲームパッケージ裏側の仕様書を見てみよう。「リニアPCM 5.1ch、ドルビーデジタル5.1ch、DTS Digital Surround 5.1ch」というかんじで、ほとんどのゲームが5.1chのサラウンド再生を推奨しているはずだ。

5.1chって何?

 5.1chってのは、前に左右と中央の3個のスピーカー、横(やや後が良いことが多い)の左右に2個のスピーカで自分の周りを5個のスピーカで囲って、音が前左右・横左右から聞こえてくるようにする仕組みだ。5.1chの小数点「.1」というのは低音専用のサブウーハーというスピーカーで、私は机の足下において足置き(オットマン)の兼用をしている。

 7.1chは、さらに後の左右にもう二個スピーカを追加する。

  ちなみに、ワシのディスプレイの後には、サラウンド用の左右のスピーカ、フロント用、PC用で5個が転がっている。

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 大きな音で聴くと、あちこちでスピーカが共振して、ビリビリ音が混じる(笑)。

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足置き(オットマン)としては、この置き方では高さが高い。倒した方が良いんだが、スペース的に今は立てている。強度的に弱いと思ったら、フレームを強化すると良いだろう。こういうのも自作するとハマる(笑)。

 5.1chのサラウンドでゲームすると、その音の広がりが、自分を取り囲む。

Xbox 360の場合

 FPSとか、アクションとか、自分がそのゲームに飛び込んでやっているかのような臨場感で遊べる。

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 Xbox360のCOD MW2のスクリーンショットで例をあげると、リニア2chからサラウンドに変更してやると、ブワッっというかんじで音の広がりが変わる。

 グレネードが右から左へコロコロと転がる音がするとか、サラウンドならでは。7.1chなら、前後の動きもはっきりと聞こえる。

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 PS3のINFAMOUS 2、このゲームは派手に酔うので吐き気と頭痛との戦いでもある(笑)。建物を縦横無尽に上ったり、下ったり、電線を滑ったり… 電流爆弾を投げたり… アクションRPGとしては傑作の一つ。

 銃声のする方に向きを変えると、音が正面になる、背を向けると後になるとかね。こういうのに慣れると、前から左右2chのショボいステレオ音声でゲームやるのは、物足りなくて我慢できなくなるよ。

 PS4のタイタンフォール2の例、

 ドンパチの音が自分の周りを包み込む。BT(戦闘ロボット)に搭乗して、トラッカーキャノンをダンダンダンと発射するときの重低音が、足下のサブウーハースピーカのドゴンドゴンという振動で震えて、その迫力は感動するよ。防音防振設計の部屋なので、家族にはあまり怒られないけど(笑)。

Wii Uもサラウンドをサポートする。

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 Wii Uは、みんなで遊ぶゲームが多い印象もあるが、一人で遊ぶゲームもそれなりにあり、サラウンド効果を楽しめるはずだ。

 2015年5月にやっと、Wii UでTPSゲームのスプラトゥーンが出た。5.1chのおかげで、ローラのヤツが右横にいてヤバいと思ったら やられるとか、なかなか臨場感たっぷりで楽しめる。

 このプレー動画の音声は、プレイしている私と同じ5.1chサラウンドではなく、AVアンプの機能を使ってステレオ2chにダウンミックス(コンバート)している。それをYouTubeにライブ配信するシステムでリアルタイムで配信、YouTube側で録画したものなので、3時間という長尺のプレイ動画の紹介ができるようになっている。

 あとは、アクションRPG、ゼル伝の新作がWii Uで出るのが2016年、待ち遠しい。→ Nintendo SWITCH までお預け。

 ※Wii UはリニアPCM(圧縮無しのデジタル出力)の5.1chだけをサポートしているので、HDMI出力でしか5+1chの6ch分の音声を出力できない。HDMI入力フルサポートのAVアンプとの接続で可能になる。

 PS4では、

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ビットストリーム(Dolby)と

Untitled-01-55 DTS

ビットストリーム(DTS)が選べる。リニアPCMにすると、サラウンドにならず、AVアンプの疑似サラウンドをつかうことになる。システムソフトウエア1.70以降で、リニアPCMでもサラウンドに対応した。

HDMIでゲームを満喫するためにはAVアンプと5.1chサラウンドスピーカが必要。

予算 10万円

内訳は、ディスプレイ4万円、AVアンプ3万円、スピーカー3万円、ケーブル他。

で、そのつなぎ方は以下の模式図で示す

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 AVアンプに、PS4やWii UをHDMIケーブルでつなぎ、音声、映像をデジタルで送る。音声はAVアンプにつながれた5+1個のスピーカーで再生され映像出力だけをディスプレイ(テレビ)にHDMIで送り表示するという最も簡単で安価な構成だ。

この構成での欠点がある。それは、

AVアンプを通した映像は、描画の遅延(ディレイ)が生じる。

 なぜか「ラグ」という小中学生が多い。「ラグ」とは、PS3のゲームパッドのボタンを操作してから、画面にその反応が実際に表示されるまでにかかる時間差のことだ。たとえば、シューティングゲームで、R2ボタンを押したら銃が発砲という動作とか。

 理想は、まったく遅れがないことだ。パッドを操作したら、すぐに画面が反応して動くのが望ましい。

 しかし、現実には、ディスプレイ(テレビ)でHDMIから液晶に表示されるのに数フレーム、アンプで数フレームの遅延が起きる。(フレームとは、ディスプレイを書き換える画面一枚のことで、例えば720p/60fpsは、1280X720ドットのHD画面を1秒間に60枚のフレームで表示する)

 処理を早くして遅延を数フレームまで減らすものもあるが、動作上どうしてもデジタル処理時間分の時間がかかるので、まったく信号の遅れがないというわけにはいかない。

 俊敏な操作を必要としないRPGやノベル系のヘタレゲームばっかりやるのなら、こういう構成もいいだろうが、ドンパチやるアクションやシューティングゲームこそ5.1chサラウンドで楽しむ意味があるわけで、描画の遅延(ラグ)だけは極力軽減したい。

そこで、HDMIのスプリッター(Splitter、分岐、分配機)が必要になる。

HDMIスプリッター(splitter)はHDMI信号を分配する重要機器だ。

予算 12万円

 内訳、ディスプレイ4万円、AVアンプ3万円、5.1chスピーカー3万円、HDMIスプリッターとHDMIケーブル類1万円

 次に配線図の模式図を示す。

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 PS4は、HDMIケーブル一本で音声と映像を送る。HDMIスイッチャ&スプリッターで、AVアンプとディスプレイ(テレビ)に信号を分岐して送る。

 AVアンプ側は5.1chのサラウンドの音を再生し、ディスプレイは映像信号1080pを表示する。遅延(ラグ)はAVアンプとディスプレイを直列につなぐのと比べて、AVアンプを通らないので最小限で抑えられるはずだ。

 もちろん、AVアンプには、HDMIの映像信号をスプリット&パススルー(映像信号を分岐して、処理せずそのまま出力に出す)機能を持ったものもあるので、高級な(5万円以上)のAVアンプを買うのなら、スペックをチェックしよう。

 最近のHDMIスプリッターは2千円〜と安いものも、それなりに使えるものが増えている。さらに、HDCPを無視する機能がついたものがある。そういうスプリッターを通してAVアンプにHDMI信号をいれると、HDCPエラーで使えないので、注意が必要だ。

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HDMI機器は、消耗品と割り切って何個か買って使い分けをすることをオススメしたい。

 HDMI接続機器にありがちな相性問題の検証のために複数用意しておくこととを強く推奨する。

 ディスプレイ(テレビ)側の音声が5.1ch出力に対応していればテレビ側で正しく音が出る。

 ただ、ほとんどのパソコンとゲーム兼用ディスプレイはアナログ2CHの出力しか対応してないので、Splitterで分岐したHDMI信号を入力すると5.1chサラウンドの音声がでてしまい、音が正しく出ない。例え、出たとしてもひどい雑音でスピーカーを傷めることがあるので十分に注意しよう。

AVアンプのオススメは? (2016年11月更新)

 先にも述べたとおり、PS4はPS3のAVプレイヤー機能を省いたものなので、高価なAVアンプをつなぐ必要は無い。必要最小限の機能だけあれば良いので、定価で4〜8万円程度のAVアンプの中から、自分の好みなのを選べば良いだろう。

 音の善し悪しは、スピーカーとその設置と調整に依存するものなので、3万円のAVアンプも、100万円のAVアンプも、ソースがPS4などのゲーム機である限り、その差は無い。

 定価30万円のフラッグシップのAVアンプを買ったところで、ブログで自慢する程度しか、その価値を生かせない。

 以下、スペックを読み解き、10万円以下のAVアンプをピックアップする。

パイオニア→ VSAー824、VSA-1124、VSA-1130、


 AVアンプは、基本性能さえ揃っていれば何でも良い。普通にWii UやPS4(PS3)など据え置き型のゲーム機に繋いで、サラウンドでテレビゲームを楽しむのならVSX-831等で十分だろう。十万円以上の高いアンプを使っても音は、アンプの価格に比例して良くなるものではない。

 ワシの場合は、HDMIキャプチャシステムとの兼ね合いもあるので、7.1chや9chではなく、5.1chと同時に(5.1chサラウンドをダウンミックスして)2chのスピーカ出力が必要。だから、今(2016年夏)もし、VSA-920が壊れたらならVSA-1130、YAMAHAのRX-V779、デノンのAVR-X2200Wを買わざるを得ない。

ヤマハ → RX-V577、RX-V779、RX-V581、RX-V781、RX-A860


 ヤマハのAVアンプは、パイオニアに比べて、Bluetooth、AM / ワイドFMチューナーラジオがついて、ネットワークプレイヤー機能もフルで(iTunesやiPhone を再生するAirPlayに対応)使える等多機能さが派手。その割に、なぜか安い

 RX-V581は、4Kパススルー(2160p/60)対応、HDR対応、スピーカーも7ch(7端子)あり、ゾーンのA、B(5.1chサラウンドを2chにダウンミックス)とで割り当てができ、しかも、AとBのゾーン別で音量が調節可能ということで、私がAVアンプに求めるスペックと価格で2016年モデルも出してきた。ヤマハのAVアンプ担当者は、ワシにこれを買え!と言いたげな感じだ。
 今のVSA-920は4Kに対応してないので、PS4 Proに合わせて購入予定の4K&HDRパススルー対応のAVアンプは、RX-V581かV781と決定しAmazonのお気に入りに入れた
 コンパクトでコスパが良かった中華アンプは多機能化が進み1万円超えになり、Amazonで最安値をつける実売価格3万円の5.1chのエントリー機RX-V381との競合になるという面白い状況になっている。


デノン →  AVR-X2200W、AVR-X2300W

 パイオニア、オンキョーのAVアンプが、7.1chを5.1chとサブの2chに分ける機能をつけたものを売らなくなってきているので、ヤマハとデノンが超多機能で、いいかんじになっている。

PS4 ProとAVアンプの関係について、まとめ

 2016年11月10日に発売されたPS4 Proは、UHD(4K)の出力が可能になった。PS4自体が、HDR対応になったので、今後、AVアンプなども対応したものを選んでいく必要がある。
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  • UHD(4K)でなおかつ、HDRに対応したディスプレイやテレビの安価なものは、2017年の後半から出そろってくるものと思われる。
  • PS4のHDRは、PSVRのパススルーに対応してないので、テレビやディスプレイにHDMIケーブルで直接つなぐことしかできない。
  • AVアンプでも、UHD(4K)とHDRのパススルーについて明記されているものが出そろうまで、UHD(4K)で全部統一を急がない方が良い。RX-V581とリプレイス予定
  • UHD(4K)対応のHDMIスプリッターやセレクターが、2016年11月現在、非常に高価である。気軽に買って試せるような価格に下がるのは、2018年あたりだと思われる。
  • テレビ側が、HDMI(ARC)か光デジタル出力があれば、PS4 ProとテレビをHDMIケーブルで直結し、音声だけをHDMIか光デジタルでAVアンプへ送る。
  • UHD(4K)ディスプレイにPS4 ProをHDMIで直結する場合は、音はPS4 Proから光デジタルでAVアンプへ送る。
  • PS4 Proがもたらす最大のメリットはアップコンバートする4K映像ではなく、安定して1080p/60fpsのカクつかないゲーム画面であり、当面、1080p/60fpsの5.1chサラウンドとHDMIキャプチャーシステムで良い。
  • PS4 Proの持つブロードキャスト機能は、PS4の720pから1080pへアップグレードしているので、PS4に限っていえば、HDMIキャプチャーとプレイ動画配信システムは必要としないことになった。
  • 今後は、PS3以下、Nintendo SWITCH などのブロードキャスト機能を持たないゲーム機での録画や配信のシステムとして構築していく。

ゲームブロガー垂涎(すいぜん:よだれがでるほど欲しい)のゲーム録画(キャプチャー)システムとは?

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 狭い部屋には、5万円前後のAVアンプと2万円の5.1chのスピーカシステムの組み合わせが、私のお気に入りだ。HDMIケーブルや機器はAmazonのパチモン、PCはほとんど中古パーツでそろえたので、意外と安いんだよね(笑)。

→2012年10月施行、2013年1月から完全施行のため、2012年10月からPS3などHDCPのかかったHDMIでのキャプチャができなくなるのでPS3はアナログ接続に切り換えた。

 さて、そんなこんなで、PS4のブログ記事を書ける環境が整った。

アフィリエイト・ブロガの中には、一本5万円もするような高級スピーカを何本も並べて自慢しているヤツもいる。

 でも、それはブログで自慢するくらいしか価値がない。

 スピーカーの調整は非常に難しい。最近のAVアンプはマイクが付属していて、自動でスピーカー調整をしてくれる機能を標準搭載している。しかし、フルオートでの調整は、スピーカ一つ一つは個性のない無難なスピーカ・セットには対応できるのであって、高いスピーカーの個性のある響きを自動で合わせることは難しい。結局、マニュアルでセットアップするんだが、その術を持っていないと収拾の付かないことになる。

オーディオのウンチクを語るブロガーのスピーカに関する見識をチェックしよう。

 自前でスピーカーやアンプを調整する記事の一つや二つは書いているはずだ。そもそも、必要最小限の計測器や道具類を持っていないといけない。

 電子工作机

さらに、ブラインドテストを行って、音の評価をしていない時点で、ダメだ。「オレの耳は、AAC128KBと256KBを聞き分けられる」と豪語するヤツでさえも、ブラインドテストをすると100%の正解率を出すのは難しい。

 ブラインドテストを否定するヤツってのは、タバコを吸っているのに、グルメレポをするブロガと同じ程度だ。喫煙者は、甘い、塩っぱい、辛い、苦い、酸っぱいの区別が付かない。そもそも、純水で味がするとか、もう無茶苦茶。相当、濃い濃度にしないと分からない。

 昔は、そういうブロガをオフ会におびき出し、味きき大会と称して、血祭りに上げたもんだけどね(笑)

 さて、話を音に戻して、個性的な高級スピーカーを並べて5.1chや7.1chにすることの難しさから、サラウンド専用のシアター部屋とオーディオ部屋を分けるのが、真のオーディオ・マニアだと思うんだが??。まー、耳の悪いワシには、どうでもいい領域の話だ(笑)。

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