【ソウル聯合ニュース】韓国と中国の両政府は韓中自由貿易協定（ＦＴＡ）発効１年を機に、両国の認証機関で電気・電子製品の相互承認品目を拡大することを決めた。これにより、中国の強制製品認証制度「ＣＣＣ認証」対象の電気・電子製品１０４種すべてで、韓国の認証機関が発行した試験成績書での承認が可能になる。韓国産業通商資源部の国家技術標準院が２０日、明らかにした。
同制度はメーカーに対し製品販売前に国が指定した認証関での製品試験と工場検査を義務付けている。中国に電気・電子製品を輸出するにはＣＣＣ認証を取得しなければならないが、手数料が少なくないだけでなく時間を要するため、韓国企業にとっては負担が大きかった。
韓中両政府は昨年９月に相互承認の推進協力に関する取り決めを交わし、今年３月に韓国産業通商資源部の周亨煥（チュ・ヒョンファン）長官が訪中した際に両国認証機関間の相互承認について業務協定（ＭＯＵ）を結んだ。
双方は試験的にまず６品目で相互承認を実施している。来年からは相互承認を韓国の国家統合認証マーク（ＫＣ）対象１７３種と中国のＣＣＣ認証対象１０４種に拡大する。
国家技術標準院は輸出拡大と新規進出の後押しになると期待を示した。