産経WEST

【関西の議論】韓国初の即席ラーメン、明星食品が無償で技術提供…「残飯がゆ」の飢え解決の熱意からはじまった

産経WEST 産経WEST

記事詳細

更新

【関西の議論】
韓国初の即席ラーメン、明星食品が無償で技術提供…「残飯がゆ」の飢え解決の熱意からはじまった

1963年に発売された三養ラーメンの最初のパッケージ。「明星食品株式会社と技術提携」と書かれている(三養食品提供) 1963年に発売された三養ラーメンの最初のパッケージ。「明星食品株式会社と技術提携」と書かれている(三養食品提供)

 さらにHPは次のように続く。

 「全会長はかつて日本を訪れたときにインスタントラーメンを食べたことを記憶しており、苦悩の末、食糧問題を解決できる唯一の道と考えた。政府を説得し、なんとか5万ドルを借り、日本の明星食品から機械と技術を導入し、ついに1963年9月15日、国内で初めてインスタントラーメンが発売された」

 明星食品の技術提供は無償。そのうえ三養食品に重要な原料の配合表(レシピ)さえ教えた。

 日清食品ホールディングスなど世界の即席麺メーカーが会員になっている「世界ラーメン協会」(本部・大阪府池田市)の櫻井功男(のりお)事務局長は「原料の配合表はスープなどをつくるのになくてはならないもので、企業のトップシークレット。同じ会社内でも、おいそれとは教えない。それを他企業に教えるということは今の常識では考えられない」と驚く。

羽田空港で伝えられた企業秘密「原料配合表」

 なぜそんなことが可能だったのか。全氏と明星食品の当時の社長、故奥井清澄氏との運命的な出会いが大きな原動力となった。

 その当時のことについては、昭和61(1986)年に刊行された明星食品の社史「めんづくり味づくり 明星食品30年の歩み」(引用は平成15年ゆまに書房発行の復刻版から)に、全氏の回想として詳しく記されている。

続きを読む

このニュースの写真

  • 韓国初の即席ラーメン、明星食品が無償で技術提供…「残飯がゆ」の飢え解決の熱意からはじまった
  • 韓国初の即席ラーメン、明星食品が無償で技術提供…「残飯がゆ」の飢え解決の熱意からはじまった
  • 韓国初の即席ラーメン、明星食品が無償で技術提供…「残飯がゆ」の飢え解決の熱意からはじまった
  • 韓国初の即席ラーメン、明星食品が無償で技術提供…「残飯がゆ」の飢え解決の熱意からはじまった

「産経WEST」のランキング