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 東京芸術大(沢和樹学長)は22日、50代の准教授が特定の学生に対して苦痛を与える行為(アカデミック・ハラスメント)を行ったとして、停職1カ月の懲戒処分にしたと発表した。

 同大によると、准教授は2015年春から数カ月間、所属する研究室の学生1人に対して、泣きながら感情的に非難したり、飲み会を断った理由を問いただし、他の学生の前で厳しく非難したりするなどして精神的苦痛を与えた。学生は心身の不調で休学しているという。沢学長は「再発防止に向け啓発活動や信頼回復に全学を挙げて取り組む」とコメントを出した。