韓国慰安婦の本の著者に懲役3年求刑 韓国検察
著書の中で元慰安婦の名誉を傷つけたとして名誉毀損の罪に問われている韓国の大学教授の裁判が、20日ソウルで開かれ、検察は「意図的に歴史的な事実をわい曲したことで、元慰安婦たちが大きな苦痛を受けた」として懲役3年を求刑しました。
韓国のセジョン(世宗)大学のパク・ユハ(朴裕河)教授は、2013年に出版した著書「帝国の慰安婦」の中で、「女性たちは旧日本軍と同志的な関係にあった」などと記述したことが、元慰安婦の女性たちの名誉を傷つけたとして名誉毀損の罪に問われています。
ソウルの裁判所で20日開かれた裁判で、検察は「日本人慰安婦の証言を韓国人慰安婦のように記述するなど、自分の都合のいいように証言を取捨選択した。学問や表現の自由の限界を逸脱している」と指摘しました。
そのうえで、「歴史的な事実を意図的にわい曲したことで元慰安婦が大きな苦痛を受けた」として、懲役3年を求刑しました。
これに対して、パク教授側は「同志的な関係という表現は、朝鮮半島が日本による統治下にあったため、日本軍への協力を強要された結果であることを説明したかった」などと述べ、元慰安婦を傷つける意図はなかったとして無罪を主張しました。
裁判のあとパク教授は、「著書を読んでもらえれば、学問や表現の自由を論じる以前の問題であることを理解してもらえるはずだ」と話していました。判決は来月25日に言い渡されます。
ソウルの裁判所で20日開かれた裁判で、検察は「日本人慰安婦の証言を韓国人慰安婦のように記述するなど、自分の都合のいいように証言を取捨選択した。学問や表現の自由の限界を逸脱している」と指摘しました。
そのうえで、「歴史的な事実を意図的にわい曲したことで元慰安婦が大きな苦痛を受けた」として、懲役3年を求刑しました。
これに対して、パク教授側は「同志的な関係という表現は、朝鮮半島が日本による統治下にあったため、日本軍への協力を強要された結果であることを説明したかった」などと述べ、元慰安婦を傷つける意図はなかったとして無罪を主張しました。
裁判のあとパク教授は、「著書を読んでもらえれば、学問や表現の自由を論じる以前の問題であることを理解してもらえるはずだ」と話していました。判決は来月25日に言い渡されます。